Box、コンテンツクラウドのコラボレーションを強化する「Box Canvas」を正式にリリース

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2023/05/01 07:00

 Box, Inc.は、仮想のホワイトボードであり視覚的なコラボレーションツール「Box Canvas」の提供を開始した。Box CanvasはBoxのユーザーに定評のあるエンタープライズ仕様のセキュリティ、コンプライアンス、ワークフロー自動化機能を活用しながら、ブレインストーミングやアイディア出しを次のレベルに引き上げるために、チームが創造性を発揮するための新しく強力な方法を提供する。

 すべてのユーザーが、プランに含まれる無制限のキャンバスを使用することが可能。Box Canvas機能の詳細については、5月9日(米国時間)に開催されるBoxの年次イベント 「Content Cloud Summit」で紹介する予定。

 Boxの最高プロダクト責任者であるDiego Dugatkin(ディエゴ・デュガトキン)氏は次のように述べている。

「現代の仕事において、コンテンツは固定の文書タイプや従来のファイルだけでなく、流動的でダイナミックになり、常に進化しています。ハイブリッドワークへの継続的な移行のニーズを踏まえて、Boxは、人々がどこで仕事をしていてもコラボレーションできるソリューションを提供します。Box Canvasを活用することで、組織は協力して複雑な問題をクリエイティブなソリューションで解決することができます」

 Boxは年初にBox Canvasのパブリックベータ版をローンチして以来、ハイブリッドなチームがより質の高いブレインストーミングやアイディア出しのセッションを促進できるよう、追加のフォーマットツールや強固なコミュニケーションのオプション機能を実装した。Box Canvasで体験できる機能は次のとおり。

  • 自由なスタイルでの描画や文字入力による作業を可能にし、図形やコネクターなどを使うことで図表、ワイヤーフレーム、プロセスフロー図といったデータを容易かつ明瞭に表すことが可能
  • 同僚や外部のコラボレーターを、無制限のBox Canvasに招待し、場所や時差に関わらず、リアルタイムまたは自身のペースで作業を行うことで、全員が最新情報を共有可能
  • あらかじめ用意されたテンプレートを使ってすぐに始めることができ、コラボレーターへの確認時には、リアルタイムで通知や@メンションでお知らせが可能
  • 付箋ノートやコメントを使った双方向のフィードバックや、絵文字を使ったアイデアの投票による合意形成が可能
  • Boxの業界をリードするセキュリティに保護された視覚的なコラボレーションを実現する単一のソリューションで、複雑さを取り除き、コストを削減し、コンテンツの散在を解消

価格と提供時期

 4月26日(米国時間)より無料および有料パーソナルプランのユーザーはBox Canvasが自動的に利用可能となった。また、ビジネスプラン、エンタープライズプランのユーザーは管理コンソール上で手動でBox Canvasを利用可能の状態に設定することができる。今後数ヵ月の間に、Box Canvasはすべてのユーザーに追加費用なくデフォルトで利用可能となる。