クリエイター・エコノミーの活況に適応するTwitter、YouTubeなど大手プラットフォームの最新動向
2021/05/17 08:00
2000年代後半から爆発的に普及したソーシャルメディアは、私たちの日常に、そしてクリエイターとしての活動に欠かせないものとなりました。現在世界中に36億人のユーザーが存在するそれらのプラットフォームは年々機能性を向上し、また多種多様な新しいタイプのプロダクトが次々と生まれています。そしてそれらほとんどの運営は、広告収入を基盤にして成り立っています。ソーシャルメディアの普及初期はセレブやインフルエンサーと提携することでブランド認知を構築していくことが企業にとってのゴールでした。しかしそうしたパートナーシップへの不信感が募るようになり、オーディエンスはより信頼できる“本物のつながり”にもとづいた情報源やクリエイターたちの存在を求めるようになりました。クリエイター・エコノミーはそうしたニーズを満たす、コミュニティをベースにした新たなビジネスモデルを採用し、今ひとつの経済圏として確立されつつあります。大手ソーシャルメディアプラットフォームはこの変化にどう適応しているのか。また、クリエイターにとってソーシャルメディアの使いかたは今後どう変化していくのかを考察します。