著者情報

  • 佐藤麦穂

    ニュージーランド・オークランド在住。現在、大学でマオリ文化の発展・社会学・都市計画について学ぶ傍らライター・翻訳家として活動中。テクノロジーと社会の関係に関心がある。

執筆記事

2021/06/22

購読型ニュースレタープラットフォーム「Substack」の台頭とライティングメディアのこれから

 「ニュースレター」は個人が自分の思想や意見を直接読者の受信箱に届ける、SNSなどとは異なるパーソナルな媒体として多くのファンを集めています。2017年に創設されたニュースレタープラットフォーム「Substack」は現在、新しいメディアの形を提示しており、数多あるサービスの中でも大きく成長し、注目されています。

2021/05/17

クリエイター・エコノミーの活況に適応するTwitter、YouTubeなど大手プラットフォームの最新動向

 2000年代後半から爆発的に普及したソーシャルメディアは、私たちの日常に、そしてクリエイターとしての活動に欠かせないものとなりました。現在世界中に36億人のユーザーが存在するそれらのプラットフォームは年々機能性を向上し、また多種多様な新しいタイプのプロダクトが次々と生まれています。そしてそれらほとんどの運営は、広告収入を基盤にして成り立っています。ソーシャルメディアの普及初期はセレブやインフルエンサーと提携することでブランド認知を構築していくことが企業にとってのゴールでした。しかしそうしたパー...

2021/04/23

人びとの注意を奪い合う「アテンション・エコノミー」でクリエイターとして生き延びる本質的な術

 スマホを開けば大量の情報に襲われる毎日。そんな情報の海の中で私たちは常にどこへ「注意(アテンション)」を向けるかの選択をしています。それらのアテンションは同時に私たちの人生になにを取り入れるかの選択でもあり、これが消費経済と合わさると、人びとのアテンションがコモディティーとなる「アテンション・エコノミー」が形成されます。これはクリエイターがマーケットで成功するのに欠かせない要素であり、とても貴重なリソースとなりつつあります。私たちのアテンションは情報社会の中でどうコントロールされているのか。ク...

2021/04/22

クリエイター・エコノミーが形成されるまでの道のりとクリエイターたちのこれから

 クリエイターはインターネット以前にも存在しましたが、限られたマスメディアとのつながりがなければ、大勢に向けたコンテンツ発信は難しい時代でした。しかしウェブ2.0とともにクリエイターたちは自分の作りたいものを作り、公開し、世界中に届けることができる自由を手に入れました。またこれを機にインターネットという新しいプラットフォームを駆使し、自分たちのスキルや創作物をシェアしマネタイズ化する経済圏「クリエイター・エコノミー」を作りあげました。クリエイター・エコノミーはクリエイターたちの働き方、クリエイテ...

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