DNPのデジタル採点ソフトを岡崎市の小・中学校が導入 エプソン複合機との相乗効果で業務時間を大幅削減

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2020/09/15 06:00

 大日本印刷(DNP)はエプソン販売とともに、「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」の機能のひとつであるPC向けデジタル採点ソフト「AnswerBoxCreator」(以下:ABC)を提供しており、今回、愛知県岡崎市立の小・中学校、全67校への導入が決定した。

 DNPのデジタル採点ソフトABCは、テストの採点業務を効率化するアプリケーション。解答後の答案用紙をスキャンし、デジタル化して同アプリケーションに取り込むと、クラス全員の解答が設問ごとに教員のPC上に一覧表示。設問の解答が並ぶため、採点ミスを削減し、採点を効率化しすることができる。これまで導入してきた自治体では、採点時間が平均で約60%削減した実績を持つ。

 同ソフトを利用する教員からは「採点後の解答用紙はカラーで出力して生徒に返却したい」という要望も多くあるなか、学校現場では、コストの関係からモノクロで出力しているケースもあったが、エプソンの教育現場の課題解決に貢献するパッケージであるエプソンのスマートチャージ「アカデミックプラン」では、カラーもモノクロも同額で出力することができるため、コストを気にせず、カラーで出力し返却することが可能となる。

アカデミックプラン

 学校現場の抱える課題を一気に解決する学校向け特別プラン。高速インクジェット複合機による高速印刷と高速スキャンを実現し、印刷時間を大幅に短縮可能ほか、設定した印刷枚数上限までは、カラー/モノクロを同コストで提供する。

 また、学校現場では日々の印刷に膨大な時間と手間がかかっており、印刷業務が休み時間や放課後に集中し、渋滞することもある。そこで岡崎市教育委員会では、教職員の働き方改革を推進するうえで、1分間に100枚の高速印刷を可能にするエプソンの複合機の導入を検討していた。

 今回、両社のソリューションについて、働き方改革を推進するうえで、親和性が高く相乗効果も大きいことが同委員会に認められ、岡崎市立の小学校・中学校全校67校への導入が決定したという。

 両社は今回の導入を通じて、ABCとエプソンのスマートチャージ「アカデミックプラン」の掛け合わせによる相乗効果をさらに高めるとともに、教員の働き方改革と生徒への教育効果の向上を目指して、新しい価値の提供に努めていく考え。