XRの民主化実現に向け、DataMeshとドコモが協業 独自開発のXRソリューションをドコモが販売へ

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2022/02/02 06:00

 DataMeshは、同社が独自開発したXRソリューション「DataMesh Director」を、新たにNTTドコモが販売を開始することで合意したことを発表した。

 両社は2021年9月にドコモ主催の「docomo 5G DX AWARDS 2021」の最優秀賞の受賞を機に協業を開始。今回「5G」に対応したドコモのパートナーソリューションとして販売することとなった。

同ソリューションで構築したXRコンテンツを実際の建造物に重ね合わせ、進捗確認をする様子
同ソリューションで構築したXRコンテンツを実際の建造物に重ね合わせ、進捗確認をする様子

 DataMesh Directorは、DataMeshが独自に開発したデジタルツインプラットフォーム。プログラミング不要で、3D開発に知見のないユーザーでも容易に3Dコンテンツを編集し、ワンクリックで投影することができる。

 これまで導入障壁となっていた高度なプログラミングの技術によるコストの増加や実装スピードの低下といった懸念が解消されることで、自社内における定常的な運用が可能に。結果として、要件定義、開発、動作テスト、納品というXRコンテンツ導入プロセスにおいて、同ソリューションを活用することで、最大8割の時間削減に貢献するという。

 同ソリューションの主な特徴は、次のとおり。

  • XRの業務実装の内製化を支援
  • 静的なモデルの表示だけではなく、手順など3Dアニメーションを短時間で作成および出力可能
  • 遠隔地間で手順などの3Dアニメーションの共有が可能

 これにより、現場業務への普及とともに、労働生産性の向上が可能になるとのこと。