日本および東南アジア圏に、約6,000名を超える国内最大級のインフルエンサーを束ねるSNSマーケティング会社のタグピクは、昨年より一部のクライアントにすでに提供している、TikTokをプラットフォームとした各種サービスの提供を本格的に開始する。
TikTok事業進出の背景と目的
TikTokは、おもにZ世代を中心に世界で10億人の利用ユーザー(参照元記事)が利用。ここ数年ユーザー数を急激に伸ばしているが、すでに世界でのユーザーのアクティブ状況としては、ほかのプラットフォームを凌駕する勢いで伸びており、ユーザーから高い支持を得ている。
日本国内においても、ブランド企業がZ世代向けのプロモーションを行う上で不可欠なプラットフォームとなりつつあること、また同社グループが抱えるインフルエンサー・ネットワークにおいてもTikTokクリエイターのユーザー比率が伸びていることなどをふまえ、当該事業への本格参入を決定した。
サービス内容
同社が独自にネットワークするTikTokクリエイターは、現在約1,000名を超えており、おもには、コスメ・ファッション、料理・グルメ、旅・風景、教育、アート、芸能/アーティストなど幅広くネットワークしている。
TikTokに関する同社の提供サービス
提供するサービスとしては、次の領域となる。
- TikTokクリエイターのキャスティング(予算額:300万円~)
- TikTokの広告運用・広告販売(予算額:販売する媒体・クリエイティブに基づく)
- TikTokマーケティング/Z世代マーケティングの戦略立案に関するコンサルティング(予算額:年度予算、専門コンサル人月単価にもとづく)
※TikTokアカウント運用代行(※毎月の投稿回数を決めて投稿受託する簡易的な月額型の運用代行サービス)は準備中。
TikTokの専門家組織と「肉テロ公式チャンネル」
タグピクのファウンダー兼会長である「肉テロ公式チャンネル(@nikuterrorist)」は、2020年よりグルメ領域のトップクリエイターとして活動し、現在Instagramは6.8万人、TikTokのフォロワー数は66万人(SNS総フォロワー数は約73万人)を超えている。とくに、TikTokはリコメンドの変化の頻度が高く、ブランド企業がバズを生むには、他のSNSよりもリコメンドシステムへの理解が重要と言われており、タグピクにおいては、社内外のリコメンドシステム分析の専門家を束ね、日々の変動を研究する専門チームを組成している。