インフォバーンが、企業の「サステナビリティ推進」の実態について調査を実施し、レポートを公開した。
同調査の「経営陣はどのように関与しているか?」という質問に対しては、「自ら指揮を取り推進している」「指示は出すが多忙なため、担当部門が主導している」のふたつを合わせて70%を超え、実際に多くの企業経営者が積極的な姿勢を持っていることがわかった。
関連する年間予算についても、昨年対比で同水準〜増額の傾向を示す企業が9割弱となるなど、いまやサステナビリティ推進活動に取り組んでいる企業のほうが圧倒的多数である実態も明らかとなった。
一方、課題として顕著なのは、現場の推進力である。組織についての質問では、専門組織が置かれている企業は4割程度にとどまり、いまでも兼任のかたちを取る企業、数名の担当者で運用している企業が多数を占めている。
そのため、現場の課題感としても、業務として「人員が不足している」「他業務との兼任で思うように動けない」といった声や、社内において「必要性が理解されない」「費用対効果が説明できない」といった声が多くあがり、推進する現場の実情として、組織づくりや仕組み化に課題があることがうかがえる。