ヤマハ、ゴルフスイング分析アプリケーション「PLAY SWING」の提供を開始

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2023/10/21 12:00

 ヤマハは、スマートフォンに搭載されたカメラで手軽にゴルフスイングの撮影・分析ができるアプリケーション「PLAY SWING」を、App Storeにて提供開始した。

 ゴルファーにとって効果的な練習方法のひとつが、スイングを動画撮影し客観的に確認することである。

 「PLAY SWING」は、ひとりでスイング撮影・分析を行うときの悩みを解決してくれるアプリケーション。ヤマハ独自の音と映像を組み合わせたテクノロジーにより、長尺(3分以内推奨)の練習動画からインパクトを高精度に検知し、カメラから打席への移動や素振り・ワッグルなどのスイング以外の不要な部分を削除したうえで、自動的に1スイングごとの動画に編集する。

 さらに、スイング内のアドレス・トップ・インパクト・フィニッシュの4つのポイントを高精度に検知してワンタッチで表示が可能。また、スイング時の手や頭の動きを表示する機能も搭載している。加えて、これらの機能がふたつの動画を比較する際にも使用できるので“過去の自分”や“あこがれのプロ”と今の自分のスイングとを比べながら練習することができる。

 まずは、iOS対応バージョンをApp Storeにて無料で提供を開始した。同社では、1人ひとりの練習精度を高め、ゴルファーのレベルアップをサポートしたいと考えている。

アプリ概要

 「PLAY SWING」はヤマハのアイデア公募制度「Value Amplifier」から生まれたアプリケーション。ヤマハが持つ“音”を解析する技術をゴルフに活かすために、研究開発統括部と合同で開発した。

  • 長尺の動画から不要な部分を自動削除し、1スイングことに動画を切り分ける「自動トリミング機能」
  • アドレスからフィニッシュまで高精度で検知する「4点検知機能」と「スイングテンポ計測機能」
  • 動画をふたつ並べて同時再生して比較できる「動画比較機能」と体の動きを表示する「軌跡自動表示機能」

おもな特徴

ヤマハ独自の音と映像を組み合わせたテクノロジーにより、検出の難しかった「インパクト」を高精度で検出する。それにより、次の機能を実現した。

長尺の動画から不要な部分を自動削除し、1スイングことに動画を切り分ける「自動トリミング機能」

「PLAY SWING」を起動しスマートフォンのカメラでスイング動画を撮影・保存すると、スイング分析が開始。「自動トリミング機能」は、複数のスイングが入った長尺の練習動画から、1スイングごとに動画を切り分けて編集する。また、スイング以外の不要な部分を自動的に削除するため、効率の良いスイングチェックが可能。

アドレスからフィニッシュまで高精度で検知する「4点検知機能」と「スイングテンポ計測機能」

1スイング内のアドレスからトップ、インパクト、フィニッシュまでの4ポイントを高精度で検知する「4点検知機能」を搭載した。ボタンをタップするだけで各ポイントの画像を確認することができる。また、アドレスからトップ、トップからインパクト、インパクトからフィニッシュまでにかかった秒数を計測できる「スイングテンポ計測機能」も搭載している。

ふたつ並べた動画を同時再生し比較する「動画比較機能」と手や頭の動きを表示する「軌跡自動表示機能」

ふたつのスイング動画を並べて比較視聴できる「動画比較機能」を搭載。“過去の自分と現在の自分”や“あこがれのプロと自分”のように、ふたつの動画を通常速度だけでなくスローやコマ送りで同時に再生することも可能となっている。また、「4点検知機能」を利用し、並べたふたつの動画の各動作を見比べてスイング改善のためのヒントを得ることができる。さらに、スイング中の手や頭の動きの軌跡を自動的に表示する「軌跡自動表示機能」も備えている。