HEROZ、生成AIを活用したAI アシスタントSaaS「HEROZ ASK」アーリーアクセス版をリリース

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2024/02/07 17:00

 HEROZは、生成AIを活用したエンタープライズ向けAI アシスタントSaaS「HEROZ ASK」のアーリーアクセス版をリリースした。2023年9月よりクローズドβ版として無料提供していたが、多数の機能をアップデートし、アーリーアクセス版として、より進化したかたちでサービス提供を行う。

HEROZ ASKサービス概要

 ChatGPTなどの生成AIを活用した「HEROZ ASK」は、社内に存在するさまざまなデータの探索・要約・翻訳や、音声の言語化を通じてあらゆる業務をアシストする、AIアシスタントサービス。

クローズドβ版からの変更点(アーリーアクセス版期間での改善機能もふくむ)

 クローズドβ版の公開以降の3ヵ月で、東洋エンジニアリングや関電工など20社以上の企業が利用sしている。アーリーアクセス版では、従来のグループ管理機能に加え、ユーザー登録時のフローやMarkdownアップロードなど、ユーザーインターフェイスを大きく改善し、組織内での利用をよりスムーズにすることを目指す。また、セキュリティ面での強化やエラーメッセージの改善など、使いやすさの向上と安全性の両方を担保した機能開発を実施した。Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ―を拡張し、Microsoft Defender for Cloudをはじめ多岐にわたるMicrosoft Azureサービスを、「HEROZ ASK」のアーキテクチャに採用。さらに、アーリーアクセス版期間においても、デザインの刷新と使用量管理ダッシュボードの追加など、新しい機能開発やアップデートを計画している。

※現時点のアーキテクチャの構成例であり、顧客の要件・サービス提供形態・アップデートに合わせて、変更の可能性がある。今後、詳細の事例を公開予定している。
※現時点のアーキテクチャの構成例であり、顧客の要件・サービス提供形態・アップデートに合わせて、変更の可能性がある。今後、詳細の事例を公開予定している。

サービスの特徴

徹底したセキュリティ対策を実施し、安心安全な生成AIの活用環境を構築

HEROZは、Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ賛同パートナーに参画している。「HEROZ ASK」は Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャに準拠して設計・構築されており、万全の生成AIの利用・学習対策を実施。「HEROZ ASK」上での会話ややりとりなど、すべて学習されない設定となっている。またHEROZは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格ISO27001を取得しており、情報セキュリティ管理を徹底している。

グループごとのアクセス権限設定機能により、秘匿性の高い内容も特定ユーザー限定で利用完結を実現

自分専用・チーム専用など、グループごとのAIアシスタントを構築することができ、それらのグループやユーザー管理設定も容易に設定可能。

高いカスタマイズ性を持っており、社内外の独自データ(PDF、テキスト、音声など)の読み込みが可能

さまざまなデータを「HEROZ ASK」に読み込ませることで、ユーザー独自の使いかたの設定が可能。会話、要約、ドキュメント探索など、目的に応じた使いかたをすることができる。

今後の展望

 「HEROZ ASK」の利用拡大を目指しながら、顧客の生成AIへのニーズ理解を深め、本リリースに向けた機能開発を図っていく。今回リリースしたエンタープライズ向けサービスは、「HEROZ ASK」シリーズの第1弾であり、今後はバーティカル向けの新サービスの提供を計画している。