ウェブサイト・アプリ多言語化サービス「WOVN.io」を提供するWovn Technologiesと、AIとIoTを活用して空席情報プラットフォームを提供するバカンが、空席情報プラットフォーム「VACAN(バカン)」の多言語情報発信に向けて連携したことを発表する。
VACANはIoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供することにより「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界」を目指している。レストラン街やカフェ、トイレなどの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマホに配信している。
連携の概要
バカンが提供する空席情報プラットフォーム、VACANがWOVN.ioで多言語化され、外国人が空席情報を多言語で確認することを実現するべく連携を進めていく。
主に商業施設で利用されるレストランやトイレなどの空き情報を表示するデジタルサイネージや、ユーザーがモバイルなどウェブ上で確認できる空き情報がリアルタイムで多言語化され、外国人の利便性を向上する。
連携の背景
日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年における訪日外客数は3,188万人を超えた。その一方で、買い物や食事、体験もできる商業施設への外国人旅行客の取り込みにおいて、多言語での情報発信や利便性の向上が課題にあげられている。
それらの課題を解消するべく、これまでに大手商業施設への導入実績を持つVACANと、多言語化を容易にするWOVN.ioが連携することで、今後も増加が見込まれる外国人旅行客が言語のストレスを感じることなく商業施設を利用することができるようになる。
今後の展望
VACANとWOVN.ioは2020年4月を目途にシステムの連携を開始し、バカンは今後も商業施設におけるVACAN対象店舗の拡大を推進していく予定。また、VACANの導入を通して国内にとどまらず、外国人旅行客や世界に向けて「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界」の実現を目指していく。