HIKKY、VR空間上のイベント「バーチャルマーケット4」を開催 テーマは“パラリアルワールド”

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2020/04/06 16:40

 大型VR/ARイベントの企画・制作・宣伝などを行うHIKKYは、2020年4月29日(水・祝)~5月10日(日)の12日間、VR空間上で行うイベント「バーチャルマーケット」の第4回を開催する。2019年9月に開催された前回の「バーチャルマーケット3」では、世界中から延べ約71万人が参加した。今回はさらに規模を拡大し、41会場(VR空間上で訪れることができるさまざまなコンセプトのエリア)、出展企業35社、一般クリエイター1,400サークルが出展予定。来場者は、延べ100万人規模になる見込み。

 VR/AR技術の発展やIoT、5G高速回線の実現により、リアルと仮想現実空間がさらに融合し、新しい生活スタイルが生まれつつある。人々がいくつもの現実・仮想現実空間を行き来しながら生きていく社会、「パラリアルワールド(並行現実世界)」が実現する日も遠くない。VRゴーグルやPCを通じて体験できる同イベントでは、この「パラリアル」をひと足早く体感できる空間となっている。

 同イベントの会場は、「企業出展会場」と「一般クリエイター出展会場」の2つに大きく分けられる。

 「企業出展会場」となる『パラリアルトーキョー』には、東京都のランドマークである東京タワーや歌舞伎座、東京スカイツリー、東京駅舎、秋葉原ラジオ会館などを模したさまざまな建造物が存在し、独創的に配置されている。これらは、すべて許可を得たうえでデザインを行っており、バーチャル空間上で極めてリアルな建物を眺めたり、建物内に入って遊んだりすることが可能。未来の都市の形「スマートシティ」をイメージしている。

 一方、「一般クリエイター出展会場」は、以下6つ(左上から順)のイメージの会場が展開される。

  • デフォルトキューブ
  • アバターショーケース
  • 阿頼屋敷
  • 電脳都ミラビリス
  • ナーサリーライム
  • ワールドエンド・ユートピア

 バーチャル空間では「アバター」と呼ばれる3Dモデルを使用して他者とコミュニケーションを取ることが一般的で、商品としても人気である。来場者は、会場に展示された3Dアバターや3Dモデルなどを自由に試着、鑑賞、購入できる。そのほか、アバターに個性を出すためのアクセサリーや衣装、バーチャル空間上の家や部屋など、あらゆるものが出品される。

<p>(左)販売中の帽子やヘッドフォンを試着する様子/(右)一般出展ブースの様子</p>

(左)販売中の帽子やヘッドフォンを試着する様子/(右)一般出展ブースの様子

 同イベントに対する世界からの注目の高まりを受け、今回のイベントでは国内外の有名企業の出展が決定している。出展企業は、「パラリアルトーキョー」内に自社ブランドと親和性の高いデザインや仕掛けを施した特別ブースを展開。ブース内では、さまざまな商品の売買をしたり、バーチャル空間上で車に乗ったり、映像を見たりと、“「パラリアルトーキョー」でしかできない”ブランド体験、コミュニケーションを楽しむことができる、5Gを見越した新たな取り組みとなっている。出展内容の詳細は、今後、随時追加で発表していく。