動画クリエイティブの素材プラットフォームをローンチ 新型コロナで課題をもつ広告業界に先行提供開始

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2020/04/15 07:00

 マキヤマブラザーズは、今後の5G時代に向け、広告業界の動画クリエイティブの制作環境改善に貢献すべく、「DeLMO for Advertiser」をローンチした。

 また、新型コロナウィルス感染症拡大により、リモートワークが強いられている国内の広告代理店が動画を撮影する場所が無く、動画制作に課題が生じ始めていることを受け、一部の大手広告代理店に先行して同サービスの提供を開始した。

 広告業界において、インターネット広告の市場規模は年々拡大し、2019年には2兆円を超えてテレビ広告費を抜いている。中でも、SNS(Instagram、Facebook、Twitter、LINE、Tiktokなど)をはじめとした動画広告の成長率は、インターネット広告の市場成長を大きく牽引している。同サービスは、これらの市場ニーズに応えるべく開発された。

 同サービスは、同社が提供する「SNS、インフィード広告に最適化された動画素材」が収集可能なプラットフォーム。素人モデル(一般人)を対象に副業支援として動画撮影の仕事を依頼し、収集した動画素材をプラットフォームとしてディレクション、管理を行い、広告業界にそれらを提供する。

※同サービスはインフルエンサー関連のサービスとは違い、広告業界向けに作られた動画素材のマーケットプレイスとなる。

 また、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言などの影響により、撮影スタジオの使用や外出禁止の状況となっているため、動画制作が十分に行えていない代理店が増え始めている。同社は今回、これまで蓄積、収集してきた動画素材を、広告代理店へ提供開始することで、広告代理店への支援を強化していく考え。

同サービスで収集可能な動画素材のサンプル
同サービスで収集可能な動画素材のサンプル