カルビーは、Tooが提供するTooAI SUITEを利用し、商品パッケージの校正作業の一部を自動化する独自のシステムを導入したことを発表した。
同システムは「Calbee Automatic Proofreading System」の頭文字をとってCAPSと命名され、2021年夏よりポテトチップスなどのピロー包装商品での導入を開始。これまでに同システムでチェックして発売した商品パッケージは500点以上に及び、作業時間を約3割削減すると同時に、表示ミスの低減が可能となった。2022年4月からは、シリアル食品である「フルグラ」にも対象を拡大して、校正業務の効率化を実現している。
CAPS導入により削減された校正プロセス
削減されたプロセス
- 入稿前のテキストチェックは、商品パッケージの管理ルールに基づいて、CAPS自動チェックに切り替え
- 企画副担当チェック
- 法令部門チェックの一部
- 消費者部門チェックの一部
CAPS運用イメージ
- 原材料名、アレルゲン、栄養成分表示などの各項目をチェック。
- CAPSは直感的な操作で、誰でも容易に作業可能。間違っている部分は赤く、要注意箇所は黄色く表示されるなど、スムーズに校正結果を把握できる。
- 肉眼ではなかなか判別が難しいフォントサイズも、同システムにより規定のサイズになっているかをチェック。