はてな、KADOKAWAと共同開発したサブスクサービス「カクヨムネクスト」をリリース

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2024/03/15 06:30

 はてなは、KADOKAWAと共同開発したサブスクリプションサービス「カクヨムネクスト」をリリースした。同サービスは、両社が共同開発したウェブ小説サイト「カクヨム」ブランドの新サービス。

「カクヨムネクスト」について

 「カクヨムネクスト」は、KADOKAWAを代表するレーベルやカクヨム人気作家の新連載をオリジナル独占配信する読書サブスクリプションサービス。新連載40作品に加えて、「涼宮ハルヒ」「スレイヤーズ」「タクミくんシリーズ」などのKADOKAWAの人気シリーズのタイトルも「ネクスト選書」として配信していく。「カクヨム」のiOS/Androidアプリ(2.7.0バージョン以降)からも利用できる。

 また、「カクヨムネクスト」に掲載された作品は、日本での書籍化を待たず、いちはやく中国語や英語に翻訳され、海外の小説サイト上でも順次掲載されていく予定。

「カクヨム」から取り組んでいる、クリエイターの創作支援について

 「カクヨム」は、KADOKAWAが運営するウェブ小説サイト。はてなとKADOKAWAの共同開発により2016年にサービスをリリースして以降、小説の投稿や閲覧体験向上のための機能のほか、はてな開発の収益還元プラットフォームの提供など、クリエイターの創作活動支援や、サービス成長に貢献する各種機能の追加を継続してきた。

 月間利用者数は約570万ユーザー(23年10月時点)、「カクヨム」をきっかけに小説本やコミックとして発売された作品は累計約1,600作品にのぼる。大規模なウェブ小説投稿サイトに成長している。

 クリエイターの創作支援を目的に、収益還元のための機能や施策を継続した結果、「カクヨム」を通じたクリエイターへの収益還元額は、6億円(24年3月時点)を突破。無料で利用できることが当たり前とされてきたウェブ小説において、はてなとKADOKAWAが共同開発した「カクヨムネクスト」では、サブスクリプションによる課金型小説サイトに挑戦し、その収益還元でクリエイターがより創作に打ち込めるようにする。

 はてなでは、“「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し、人の生活を豊かにする”をコーポレートミッションとして、多くの人に楽しんでもらえるウェブサービスの開発、提供に努めてきた。「カクヨム」に続き、「カクヨムネクスト」も、クリエイターや読者にとって新しい表現の場・新しい物語やつながりの発見の場となるよう、KADOKAWAとともにサービス開発に取り組んでいく。