アドビは、Adobe Fireflyの最新機能として、Adobe Firefly web版(ウェブブラウザおよびモバイル)の「テキストから画像生成」モジュールで利用可能な「構成参照」機能を発表した。
Adobe Fireflyの「構成参照」機能
「構成参照」機能は、既存の画像を参照テンプレートとして使用することで、ユーザーは同じレイアウトで複数の画像バリエーションを生成できるようになり、想像していたどおりの画像を得るために完璧なプロンプトを書くという試行錯誤のプロセスを省略することができる。
「テキストから画像生成」モジュールのAdobe Fireflyのもうひとつの機能であるアドビの「スタイル参照」は、スタイル参照画像を取り込んでプロンプトに適用される。この機能と「構成参照」を組み合わせることで、ユーザーは画像のストラクチャとスタイルの両方を参照して、アイデアをいち早く形にできる。
「テキストから画像生成」モジュールのAdobe Fireflyの新たな「構成参照」機能によるユースケース
- 既存の部屋の写真やスケッチをアップロードし「生成」ボタンを押すことで、部屋を丸ごと再デザインできる。
- 子どもが描いた絵をクールな雰囲気に変えたり、その絵を写実的な画像にしたり、またはその逆に、画像のスタイルを変えることもできる。絵に奥行きやテクスチャ、ライティング、色彩などさまざまな要素を追加することで写実的な絵に変え、命を吹き込むことができる。
- 参照した画像の構図を残したまま、モノクロ画像や線画をカラー化し、参照画像とは関係のない、新しい画像を作ることができる。
- 「構成参照」により、クリエイターは簡単に作品を修正することが可能。マーケターはブランドのイメージに沿った画像をキャンペーン全体で展開でき、デザイナーは完璧なテキストプロンプトを記述しなくても、画像のレイアウトやストラクチャ、被写体のポーズを容易に生成できる。