富士フイルム、INSTAX “チェキ”のアナログインスタントカメラ最上位モデル 「INSTAX mini 99」4月11日発売

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2024/03/29 07:00

 富士フイルムは、INSTAX “チェキ”のアナログインスタントカメラの最上位モデル「INSTAX mini 99」(以下「mini 99」)を2024年4月11日に発売する。

「mini 99」のキービジュアル/「mini 99」で撮影した作例
「mini 99」のキービジュアル/「mini 99」で撮影した作例
「INSTAX mini 99」
「INSTAX mini 99」

 「mini 99」は、現在世界中で好評となっている「INSTAX mini 90」(以下「mini 90」)をさらに進化させたモデル。カメラ内部にLEDを搭載し、ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」や、周辺光量を抑え中心部をフォーカスする「ビネットモード」など、アナログ技術でプリント表現の幅をさらに広げる新機能を搭載している。撮影時の明るさなど撮影環境によって、プリントに現れる「カラーエフェクトコントロール」「ビネットモード」の効果も異なるため、味わい深い多彩な写真を楽しめる。

 また、カメラ本体を手になじむマット感のあるレザー調のテクスチャーとするなど、最上位モデルとして高品位な外観・質感のクラシックデザインを採用している。

 今回、同社は「mini 99」の本体カラーに合わせたカメラケースとミニフィルム用フォトアルバムの新色 (ブラック) も同時発売する。また、写真フィルムの現像で使用する「マウント」をモチーフにし、「mini 99」のプリント表現をさらに際立たせる、ミニフォーマットフィルム「PHOTO SLIDE(フォトスライド)」も今夏発売予定。

 今回発売する「mini 99」は、カメラ内部にLEDを搭載し、ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」と、レンズ開口部を手動で狭めて周辺光量を抑制し中心部をフォーカスする「ビネットモード」を新たに搭載。カメラ側面のダイヤルで明るさを調整できる「濃淡調整」と掛け合わせることで、プリント表現の幅をさらに広げる。

 また「mini 90」でも採用している、画質の向上が可能な「遠景/マクロモード」・「インドアモード」、動きの速い被写体の撮影に最適な「スポーツモード」に加え、集合写真に適した「セルフタイマー」を搭載(「mini 90」の「パーティーモード」「キッズモード」から、それぞれ「インドアモード」「スポーツモード」と名称を変更している)。さらに「バルブモード」や「二重露光」など、光を操る撮影モードも楽しむことができる。

 同社は、「mini 99」を含めたINSTAXの魅力をさらに拡大するため、チェキプリントをスマホで容易にスキャン・保存し、デジタルでも楽しめるINSTAX“チェキ”スマ―トフォン用アプリ「INSTAX UP!」のバージョンアップ版の提供を開始。バージョンアップ版では、「アルバム機能」を新たに搭載している。スキャンしたチェキプリントをテーマごとにまとめてコレクションすることができる。

「INSTAX mini 99」のおもな特徴

アナログ感を追求した操作性と高級感のあるクラシックデザイン

レンズダイヤルの回転による電源・焦点距離の切り替え、側面のダイヤルでの光や明るさの調整など、アナログ感を楽しめる操作性を追求。カメラ本体には手になじむマット感のあるレザー調のテクスチャーを採用している。ハンマートーン塗装や色入れ文字を施し、アナログインスタントカメラ最上位モデルに相応しい高品位な外観・質感のクラシックデザインとなっている。

ダイヤルの設定に応じて異なる色の光を直接フィルムに照射することで、その瞬間を自由に彩れる 「カラーエフェクトコントロール」

カメラ内部に4つのLEDを搭載。側面の「カラーエフェクトダイヤル」の設定値に応じ、異なる色の光を撮影時にフィルムに直接照射することで、6種類の色表現を実現する。撮影時の明るさなど撮影環境によって、プリントに現れる「カラーエフェクトコントロール」の効果も異なる。

「カラーエフェクトダイヤル」と カメラ内部搭載のLED
「カラーエフェクトダイヤル」と カメラ内部搭載のLED

レンズ開口部を狭めることで、周辺光量を調整できる「ビネットモード」

スイッチをONにすることでレンズ開口部を手動で狭められる。周辺光量を抑え、中心部をフォーカスする芸術的な写真が撮影できる。

スイッチOFF
スイッチOFF
スイッチON
スイッチON

写真の明暗を調整できる便利な5段階の「濃淡調整」

カメラ側面の「濃淡調整ダイヤル」を使用し、ハイキーやローキーの写真が楽しめる。「D-」から「L+」までの5段階で調整可能で、「カラーエフェクトコントロール」や「ビネットモード」との掛け合わせにより、色合いと明るさを自由自在に操り撮影できる。

「濃淡調整ダイヤル」
「濃淡調整ダイヤル」

撮影シーンに応じて、さらに撮影が楽しめる多彩なモード

  • 被写体の距離に応じてくっきりとした写真を撮影できる「遠景/マクロモード」や、明かりが入りにくい環境下で背景をより明るく撮影する「インドアモード」、動きの速い被写体の撮影に適した「スポーツモード」を搭載。
  • イベントや集合写真を撮りたいときに便利な「セルフタイマー」を搭載。発光禁止や赤目補正など撮影場所に応じて「フラッシュ」を切り替えられる。
  • 1枚のフィルムに2度シャッターを切り、像を重ねることができる「二重露光」や、シャッターを長時間開くことができる「バルブモード」により、光を使った、幻想的でクリエイティブな写真も撮影可能。

そのほか

  • 取り外し可能な充電式バッテリーを採用。1回の充電で約100枚の撮影が可能。バッテリーチャージャーの充電用端子にはUSB Type-Cを採用している(充電ケーブル同梱)。
  • 三脚使用時に装着する「三脚穴付きボトムグリップ」を同梱。カメラに装着して、より容易にセルフィーも楽しめる。