ソニー、レンズ一体型4K旋回型カメラのフラッグシップモデル「BRC-AM7」を発売

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2024/04/13 12:00

 ソニーは、AI技術による高度な認識機能で正確かつ自然な自動追尾撮影を可能にし、4K 60pでの撮影など高品位な映像制作を実現するレンズ一体型4K旋回型カメラのフラッグシップモデル「BRC-AM7」を発売することを発表した。

 同機は、AIを活用し、被写体を自動追尾する「PTZオートフレーミング機能」を内蔵しながら、幅168.7mm×高さ225.2mm×奥行192.3mm、質量3.7kgの筐体で、4K 60pでの高精細撮影を実現。発売は2025年初頭を予定。

 AI性能を高めた「PTZオートフレーミング機能」にはオートフォーカスとの連携機能を新たに追加し、動き回る被写体にもフォーカスを合わせ続けた自動追尾撮影が可能。新開発のパン・チルト旋回機構も搭載し、より滑らかで自然なカメラワークを実現する。

 ソニーの業務用カメラとの連携を容易にするルックなどの機能も備え、放送局のスタジオ制作などさまざまなシステムとの連携が可能。加えて、小型軽量な筐体はカメラの設置が難しい狭い場所や、人の手では撮影が難しい状況や角度での撮影にも対応し、撮影の自由度を向上させる。

 なお、フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式旋回型カメラ「FR7」(既発売)に「PTZオートフレーミング機能」を追加する、Ver.3.00ファームウェアアップデートの提供を開始する。(2025年4月以降提供予定)

 映像制作業界においては、インターネット配信コンテンツの増加などにより、高品位な映像作品を短期間でより多く制作しなければならないといった課題に加え、VFXやライブARなどに向けた新しい映像表現へのニーズも高まっている。ソニーは、リモート講義やイベント撮影などに適したPTZオートフレーミングカメラ「SRG-A40」(既発売)、「SRG-A12」(既発売)や、放送局向けのコンテンツ制作やスポーツ、ライブ撮影などに適したフラッグシップモデル「BRC-AM7」、シネマなどのより高品位な映像表現が可能なCinema Line(シネマライン)の「FR7」などを含む幅広いラインアップで「PTZオートフレーミング機能」搭載モデルを展開し、多様化する映像制作業界の課題とニーズに応える。