電通と電通デジタルは、電通グループの統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」のテレビ視聴データと、adjust株式会社のモバイルアプリ向けマーケティングプラットフォーム「Adjust」のリアルタイムなデータ連携を開始した。
連携の概要
これは、両社が今年3月に立ち上げた「デジテレMAX」プロジェクトの活動の一環。同時に電通グループが持つほかのマーケティングデータとも連携することにより、広告接触状況とモバイル上での行動変容の関連性が明確となり、より効果的なコミュニケーション施策を提案、展開できるようになるという。
adjustは、モバイルアナリティクスツール「Adjust」を提供するモバイルアプリソリューション企業。ひとつのプラットフォーム上で、広告効果を計測するためのアトリビューション計測から、インストール後のモバイルアプリ内での行動データを瞬時に集約し、分析することが可能。
企業の顧客接点基盤のひとつとしてモバイルアプリの重要性が増すなか、生活者の広告接触状況とモバイル上での行動の関連性をより精緻に分析し、キャンペーンのPDCAをスピーディに行う必要がある。
AdjustのプラットフォームとSTADIAのテレビ視聴データおよび「People Driven DMP」を瞬時にデータ連携することで、生活者のデジタル広告やテレビ広告の接触状況とアプリの新規インストールや既存顧客の行動の関連性を分析できるようになる。
コミュニケーションの「計画」「実行」「分析」「改善」までのPDCAサイクルをスピーディに行うことで、より効果の高いコミュニケーション施策を提案、展開できるようになるとのこと。
また、同ソリューションは、モバイルアプリ活用による企業の事業成長をワンストップでサポートするプロジェクト「App Growth Mall」とも今後連携しながら、アプリ活用領域におけるマーケティング基盤としても進化を目指すという。