視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のデータをもとに、スポーツカテゴリーのメディア利用状況を発表した。
2020年4月におけるスポーツカテゴリーの利用者数ランキングを見ると、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルでの月間利用者数は「日刊スポーツ(nikkansports.com)」が848万人でもっとも多く、次いで「デイリースポーツ(Daily Sports)」(823万人)、「スポニチ(Sponichi Annex)」(716万人)となっていた。
またGRPに着目すると、「スポーツナビ(Sportsnavi)」(株主 ヤフー)がもっとも多く215%となっており、他サービスを圧倒していた。これは、Sportsnaviの平均利用回数が月に平均48回と、他サービスを大幅に上回っていることが寄与していた。
次に、各サービスのプラットフォーム別利用者数をみると、すべてのサービスでモバイルのみ利用者がもっとも多くなっていた。特にSportsnaviとnikkansports.comは、他サービスと比較しモバイルのみ利用者が多く、「スポーツ報知(Hochi Shimbun)」はPCのみ利用者が多くなっていた。
一方、スポーツカテゴリーとほかのカテゴリーのプラットフォーム別利用者数を比較すると、スポーツカテゴリーはPCのみ利用者が多く、さらにPCとモバイルの併用者が少ないことが特徴となっていたことがわかった
最後に、月間平均利用回数の多かったSportsnaviの平均利用回数を性年齢別にみると、男性50歳以上が63回ともっとも多く、女性50歳以上が48回と続き、男女とも50歳以上の利用回数が多い結果に。また、もっとも平均利用回数の少ない女性若年層でも、20回以上利用していた。すべての性年代で、ほかのサービスと比べて利用頻度が高い様子がうかがえる。