ソニー、映像制作ワークフローを効率化するクラウドサービスを10月から展開 リモート環境に対応

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2020/09/10 05:00

 ソニーは、独自の技術を含む多様なAIエンジンを統合的に活用し、映像編集・管理などの制作ワークフローを効率化する新たなクラウドサービス「Media Analytics Portal(メディアアナリティクスポータル)」を、10月から国内外で展開する。

 放送・番組制作の現場では、放送局内に限らず自宅などの離れた環境から撮影・収録・編集・配信に至るまでの制作業務を行うケースが増えている。こうしたリモート環境での制作ニーズの高まりに応えて、同サービスを開始した。

 Media Analytics Portalでは、オブジェクトの認識や音声の盛り上がる箇所の認識など、多様なソニーの技術を生かしたAI分析エンジンに加えて、他社製AIエンジンも統合的に活用することが可能。たとえば、スポーツのスタッツデータ(選手のプレー内容に関する統計データ)とAIエンジンの解析結果を組み合わせて多角的な分析も可能となる。

 これら解析結果をソニーの各種映像制作システムと連携させることで、ハイライトシーンやメタデータの自動生成など映像制作ワークフローの自動化を実現するという。

 日本国内では、コンテンツ管理システム「Media Backbone NavigatorX(メディアバックボーンナビゲーターエックス)」が6月よりクラウドに対応しており、Media Analytic Portalと連携することでさまざまなコンテンツの管理から収録、編集、活用まで、より効率的なワークフローを実現する。