Zホールディングスが本社の一部をグループ会社に開放、ニューノーマルを見据えた多様な働き方に対応

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2020/10/04 05:00

 Zホールディングス(以下、ZHD)は、社会の新常態(ニューノーマル)を見据えた多様な働き方に対応することを目的に、本社紀尾井町オフィス(東京都千代田区)の一部を順次、ZHDグループ会社に開放して行くことを発表した。第1弾として、ZHDグループのヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)が運営するオープンコラボレーションスペース「LODGE」をZHDグループ会社の社員が利用可能として、業務にあわせて場所にとらわれない多様な働き方を推進していくという。

 Yahoo! JAPANは、新型コロナウイルスの影響により、2020年2月より段階的にリモートワークの制限を解除。在宅勤務を推奨し、2020年7月には社員の出社率が全体の約5%となったとのこと。また、ZHDとYahoo! JAPANでは、10月よりリモートワークの回数制限を廃止した新しい働き方に移行するとともに、オフィスの在り方について再定義を行った。

 2016年に本社を移転した紀尾井町オフィスは、新たな事業やサービスにつながる社内イノベーションの創出をコンセプトに据え、社員同士のコミュニケーションを増やすためにジグザグに机を配置したり、固定席を持たずに空いている席で自由に仕事ができるフリーアドレス制を採用している。また、社外の人も利用できるLODGEは、Yahoo! JAPAN社員と社外の人とのイノベーションを創出することを目的に運営していたが、新型コロナウイルスの影響で2020年2月より休館していた。

 今回同施設をZHDグループの社員に開放することで、まずはZHDグループ全体のイノベーション創出の場として再始動。また、ZHDグループの社員は、自宅、グループ会社オフィスなどに加えて、同施設も勤務地に加わることで、業務に合わせて場所にとらわれない多様な働き方が可能となる。