例年アメリカ・西海岸で実施されていたクリエイティブカンファレンスであるAdobe MAXは、今年は参加費無料のバーチャルイベントとなり、2020年10月21日(アメリカ時間10月20日)開幕した。
Adobe MAX 2020は「クリエイティブの楽しさをすべての人に」をテーマに、日本はもちろん、世界中からアイディアやテクニックが集まる。今回は56時間にわたるノンストップのイベントとして世界同時開催される。
Opening Keynoteでは、Adobe Incの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のシャンタヌ ナラヤン氏が登壇。世界的なパンデミックである新型コロナウィルスの感染拡大が計り知れないストレスを引き起こしていることに触れたあと、本カンファレンスの開催に先立ち、以下のように語った。
「私がとくに誇りに思っているのは、皆さん1人ひとりとの学習とエンゲージメントによってAdobe Creative Cloudが好循環で回っており、皆さんの情熱あふれる仕事と洞察力が、日々よりハードに、そしてより速く製品を革新するための原動力となっていることです。
いま、世界はクリエイティビティを必要としています。クリエイティビティとそのための創意工夫こそが、私たちをより強くするのです。皆さんにお願いしたいのは、クリエイティビティを発揮し続けることで自分に何ができるのかを世界に示し、お互いを鼓舞し、変化を生み出すこと。一緒にクリエイティビティを解き放ちましょう」
Adobe MAX 2020では、基調講演や最新技術を披露する「SNEAKS」のほか、Adobe Creative Cloudの最新技術に関するさまざまなプレゼンテーションが準備されている。
ゲストとして映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイ(Ava DuVernay)氏、俳優のキアヌ・リーブス(Keanu Reeves) 氏、写真家のアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)氏らが、また日本オリジナルセッションには小嶋陽菜氏、動画クリエイターのHIKAKIN氏、フォトグラファーのヨシダナキ氏らも登壇予定。
本イベントは10月23日(アメリカ時間:10月22日) まで開催される。