Adobe Symposium 2019開幕 ナラヤン氏はCreative Croudのサブスクモデルにも言及

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2019/07/24 11:20

 アドビは、年次のデジタル エクスペリエンス カンファレンス「Adobe Symposium 2019」を東京・ANAインターコンチネンタルホテルにて開幕した。

 基調講演では、Adobe Incの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のシャンタヌ ナラヤン氏が登壇。冒頭で京都アニメーションへの追悼の意を述べたあと、Adobe Creative Croudについて以下のように言及した。

Adobe Inc. 会長、社長兼CEO(最高経営責任者)シャンタヌ ナラヤン氏
Adobe Inc. 会長、社長兼CEO(最高経営責任者)シャンタヌ ナラヤン氏

「過去にはパッケージ版を販売しており、新しいバージョンは2年に1回ほどしかリリースすることができなかった。我々はイノベーションのペースについていけない状況でしたし、それはエンジニアが望んだものではありませんでした。どれがもっとも妥協性があるかということを直接お客様に伺うことができなかったし、次世代のユーザーを惹きつけることにも成功していなかった。ですが我々はプロダクトエコシステムを再構築し、お客様のエンゲージメントを刷新する機会に恵まれました。Creative Croudのビジネスというものをひっくり返し、サブスクリプションモデルへ移行することを決め、新しいお客様とのエンゲージメントを実現することにしました。これが我々の事業を大きく変えました」

 ナラヤン氏は最後に「皆さまの成功こそが我々の成功になります」と語り、自身のパートを締めくくった。

 このあとの基調講演では、ソフトバンクの藤長国浩氏をはじめ、アドビの福田康隆氏、安西敬介氏らが登場。また午後には、「コンサル×デザイナー×Adobeが考える次世代のカスタマーエクスペリエンス」と題したセッションで、アビームコンサルティングの加治達也氏、同社の福田準二氏、ノーツデザインの藤原祐介氏らが登壇する予定となっている。