大日本印刷(以下、DNP)は、街なかなどでの移動に関して困りごとを抱える人と、そうした人を手助けしたいサポーターをつなげる「DNPソーシャルアクションサービス May ii(メイアイ)」のスマホ用アプリの提供を開始する。
DNPは"心のバリアフリー"の実現に向けて、すべての人にとって使いやすい製品・サービスを提供するユニバーサルデザインや、多様な身体機能などを持つ人に製品・サービスの設計段階から関与してもらうインクルーシブデザインなどを推進している。
こうした取り組みを通じて培った知見を活かし、2017年から、移動に困りごとを抱える人や電車内で席をゆずってもらいたい人と、そうした人を手助けしたいサポーターを、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用して結びつける実証実験を、企業や自治体と連携して推進してきた。
今回、これまでの実証実験で得た多様なニーズをふまえ、よりスムーズな両者のコミュニケーションを実現させるDNP独自のアプリを開発し、サービスの提供を開始する。
東京都の市ヶ谷周辺エリア、2019年2月に実証実験を行った福岡県福岡市内、北海道札幌市内を皮切りに、利用できるエリアを順次拡大し、誰もが移動に困った人を自然にサポートできる社会の実現を支援する。