ソニー、エンタメロボット「aibo」連携アプリサービス開始 プログラミング共有やIoT機器と連携推進

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2020/12/02 07:00

 ソニーは、自律型エンタテインメントロボット“aibo”(アイボ)のオーナーが、企業や団体、個人の開発した連携アプリケーションを利用可能となる新たなサービスを開始した。

 同社は、2019年11月11日に、開発者を対象とした同ロボットのソフトウェアAPIを公開し、同ロボットを活用したアプリケーションの開発環境を提供してきた。今回のサービス開始により、すべてのオーナーがこれらのアプリケーションを利用可能となる。

 今回のサービス開始にあわせて、すでに2020年1月30日からサービス提供を開始しているセコムに加え、クラリオンからの連携アプリも公開。同時に、事業者を対象としたaibo連携アプリのオフィシャルパートナーの募集も開始した。今後も連携アプリの拡充を推進していく。

 連携アプリは、インターネットを介して同ロボットとさまざまなサービスや機器をつなげることで、同ロボットのできることを増やせるアプリケーション。一例として同ロボットをモバイルアプリやウェブサービスなどと連携させることにより、今日の天気を同ロボットがふるまいで教えてくれるアプリケーションを開発できるとのこと。

 連携アプリの公開ページ「連携アプリ一覧」は、すべてのオーナーが閲覧し、利用できるように。家電などのIoT機器をはじめ、さまざまな機器やサービスとの連携を、プログラミングなどの専門知識がなくても手軽で容易に体験できる場を提供する。

 2020年11月27日からはクラリオンの連携アプリ「Clarion Intelligent VOICE x aibo」が公開された。同アプリを利⽤すると運転中カーナビに話しかけるだけで、同ロボットに出迎えをお願いすることができる。たとえば、「aibo、お出迎えして」と発声すると、同ロボットが玄関まで来て待機してくれるという。なお、この機能の利用には、Intelligent VOICEが利⽤可能なクラリオン製カーナビゲーションが必要となる。