ブロックチェーンゲームやNFTサービスの開発を行うCryptoGamesは、イラストレーターが自身の作品をNFTアートとしてブロックチェーン上に発行できる「NFT Studio」をリリースすることを発表した。なお、ローンチ時は著名絵師3名、および自社が保有するIPが参画予定となり、詳細は順次発表予定となる。
NFT(ノンファンジブルトークン)とは、代替不可能なトークンのこと。2018年頃に登場し、ブロックチェーン技術を活用することでコピーできないデジタルデータを作成することができ、データの所有者は自由に2次流通を行うことができる。
現在、主にブロックチェーンゲームや、クリプトアートにNFTが活用されているが、今後、さまざまなアセットがデジタル化していくなかで、よりNFTが活用されていくことが予想される。特にNFTアート分野は、2021年初頭より数千万円でのNFTの販売が海外で話題となっており、現在注目されている分野となっている。
同社では、同サービスを通しクリエイターのNFT発行事例を加速させることで、業界の発展に貢献していく考え。
NFT Studio 概要
NFT Studio はイラストレーター自身の作品をNFTアートとして 販売を行うことができるサービス。ブロックチェーンの特性を利用し、2次流通売買が行われた際、売買手数料の一部がクリエイターに永続的に還元される。
所有オーナー特典
発行されるNFTは、すべて「発行枚数:1点」の予定。また、一部のNFTにおいては、所有オーナーに高画質なマスタデータの取得や、イラストの商用利用権などの特典が規定されている。
クリエイターへのサポート
現状、クリエイターがNFTを発行するうえでのさまざまなハードルや課題に対し、同サービスにてサポートと、勉強会などを通して、クリエイターのNFT発行の裾野を広げていく。
また、2次創作イラストのNFTをクリエイターが発行・販売できるよう、版権元への許諾とロイヤリティ分配のスキームの検討も推進していく。