フラー、スマホアプリ分析サービス「App Ape」のオーダーメイド分析をリニューアル

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2021/08/11 06:00

 フラーは、スマートフォンアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」のオーダーメイド分析をリニューアルした。

 デジタル戦略の策定、施策実行に効果的な分析をアプリの利用データからオーダーメイドで分析することができる。

市場・競合・ユーザーの観点から9つの分析プランを設定

リニューアルしたオーダーメイド分析は、市場・競合・ユーザーの3つの観点で分析ラインナップを整備した。

市場分析は市場に存在する「アプリの機能・特徴」や「ユーザーの構成・特性」を、競合分析はベンチマークする個別の競合アプリの特徴や強み・弱みなどを、ユーザー分析はプロファイルデータとアプリの利用データを組み合わせた深いユーザー特性を分析することができる。

市場分析の一例[アプリをグルーピング]

「アプリグループリスト」では、指定した条件のグループに含まれるアプリをリスト化して提供。グループを構成するアプリがどのようなアプリなのかを把握できるほか、月間利用者数(MAU)や起動時間といった基礎指標を加えることで、さまざまな指標を横並びで俯瞰することができる。

実際のApp Apeのデータを用いてヘルスケアと定義できるアプリをグルーピングし「ヘルスケアアプリグループ」と定義したリストを見ると、もっともMAUが多いのは「COCOA」で、以下「ルナルナ」、「dヘルスケア」、「Google Fit」、「S Health」と続いた。

今回の一例ではMAUなどの各種数値はダミーとなっているが、実際のオーダーメイド分析では、MAUの推計値や起動回数などさまざまな基礎指標を組み合わせてアプリグループに属するアプリの比較ができる。

競合分析の一例[自社アプリと競合アプリを横並び比較]

「自社アプリと競合アプリを横並び比較」では、自社・他社双方のアプリについて各種指標を調査。ユーザー構成や利用のピークタイム、コアユーザーの特性などさまざまな側面から競合アプリとの違いを浮き彫りにする。

ユーザー分析の一例[定性情報を組み合わせてプロファイルを深堀]

ユーザー分析の一例である「プロファイル分析」では、App Apeがユーザーから許諾を得た上で取得した年収や職業、居住地域といったアンケートデータとアプリのログデータを掛け合わせて深掘り。スマホを通じた行動とユーザー嗜好・プロファイルを組み合わせることでアプリユーザーの実像を鮮明にする。※カタログ内の分析プランは一例。

事業に合わせたオーダーメイド分析で、さまざまな事業の意思決定を支援

オーダーメイド分析では、世の中のアプリの利用ユーザー数、起動時間(分)、画面ごとの利用数、利用頻度、継続率、離脱率、利用ユーザーの属性など、さまざまな指標をもとに分析。どのように分析を設計していくか、分析結果をどう解釈するかといった手法や考えかたについてもスマホアプリ分析のプロの視点から考察・支援する。

一連の分析支援により、事業の性質に沿った意思決定につながる効果的なレポートを提供することが可能。

 フラーは、アプリに関する統計データだけでなく、ユーザーから送られてくる生のデータを意思決定に役立つ「アクショナブル・インサイト」として翻訳し、よりユーザー理解を深めることのできる「デジタル領域で頼られる存在」としてのサービスを実現していく。