日本ユニシスと東急不動産は、バーチャル空間にCGを用いて再現された竣工予定のマンションの細部を、超高解像度ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を用いた実際と同じスケールで体感できる「VRモデルルームxR体験サービス」を提供開始した。
「物件完成後のイメージを、実際に近い環境で体験したい」という顧客ニーズは高まっており、バーチャル空間上でのモデルルームの再現、体験の機会の需要は今後、ますます高まることが予想される。高いVR技術を持つ日本ユニシスと東急不動産が手を組むことで、近年取り組んでいる「VRモデルルーム」サービスをより一段、高いものにした。東急不動産が分譲するタワーマンション「ブランズタワー大阪本町」で10月16日に開業するマンションギャラリー(アマ・テラスパビリオン)に設置する。
フォトリアリスティックな複合現実ヘッドセットとクロマキー技術の活用(=xR技術)により、仮想と現実が融合した空間をリアルに体感することができる。仮想空間である共用部分VRのCG画像のなかに、周囲にいるほかの人(営業担当など)の実際の姿や家具などを見ることができる。また、共用部分VRをヘッドセット装着のまま移動すると、視界もスムーズに変化。これらにより、新時代のVRモデルルームを体感することができる。
ブランズタワー大阪本町 最上階共用部および眺望VR体験
「ブランズタワー大阪本町」は大阪市の中心、本町エリアで東急不動産他3社が開発する地上43階建てタワーマンション。歴史的建造物の立ち並ぶ三休橋筋沿いに誕生するこの物件の象徴として、東急不動産は最上階42階全フロアに共用部分の多くを集約し、眺望が楽しめるテラスやラウンジを設けた。
今回のVRモデルルームではその最上階共用部分のうち、「スカイテラス」と「スカイラウンジ」を高解像度で再現することでオブジェクトの質感や、空間の奥行き、太陽光やライトの陰影までもリアルに表現。まるで実際にその場にいるかのような体験が可能で、またクロマキー技術により、周囲の人と共有した仮想空間を体感できるため、より没入感を深める。
これらの技術によって、竣工前の実際の物件が確認できない物件購入にあたり、より検討しやすくなった。