パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行うプラグは、キャラクター名を入力するだけで、購入意向率を予測する「キャラクター価値AI」(以下、本サービス)のβ版の提供を開始。β版は無料で利用することが可能。
キャラクターを使用するビジネスの市場規模は、動画配信から生まれた新しいキャラクター(IP:Intellectual Property)の活躍などにより安定基調にある。本サービスはキャラクターと商品との相性をAIで予測することで、キャラクター市場のさらなる活性化を実現する。
商品とキャラクターは上手く組み合わせることで商品の売上を大きく伸ばし、またキャラクターの認知も拡大させることができる。しかし、これまでキャラクタービジネスにおいて、どの商品にどのようなキャラクターを使用すると売上に影響するのかについて、業界の経験にもとづいた提案や採用が行われてきた。そのため、ライセンサーは自社のキャラクターの商品ごとの適正価格が決めにくく、一方ライセンシーは使用料の判断基準がなかった。
本サービスは、使用予定のキャラクターと対象となる商品カテゴリーを入力するだけで、わずか30秒ほどで購入意向率をAIが算出。
商品開発前に利用することで、より適正なキャラクターの選定や投資効率の予測が可能になる。また、キャラクターのライセンサーにとっては、キャラクターをどの企業に使ってもらうことがもっとも効果的かを知ることができ、キャラクター商品の効果的な開発を実現する。
「キャラクター価値AI」について
東北大学乾研究室が作成した70万単語の日本語Wikipediaエンティティベクトルと、プラグが独自に実施したキャラクターに関する消費者調査データを学習させたAIである。ある商品にキャラクターを使用したときの消費者の購入意向が予測できる。
「キャラクター価値AI」でわかること
本サービスは、使用したいと考えているキャラクター名と商品カテゴリーを入力することで、約30秒でAIが購入意向率を算出し、キャラクターとカテゴリーの親和性が確認できるAIサービス。
3つのメニュー
- キャラクター名とカテゴリーを自由に入力。(それぞれ最大5つ入力可能)
- キャラクター名を自由に入力するだけで、プラグが推奨する100カテゴリーの購入意向率を算出。
- カテゴリーを自由に入力するだけで、プラグが推奨する100のキャラクターの購入意向率を算出。
「キャラクター価値AI」活用のメリット
- キャラクターを使った商品の売上効果の予測が可能になる。
- 商品にあったキャラクターを発見することができる。
- キャラクターにあった商品を発見することができる。
- 新商品開発の売上アップに貢献する。
- 商品開発前に利用することで、売上目標に応じたキャラクターを選択することが可能になる。
今後の展開
- ターゲットや商品ブランドなどより詳細な評価予測を検討している。
- β版を使うユーザーの声を反映し、キャラクタービジネスに携わるユーザーのニーズに即したメニューを増やしていく。