360Channelは、高品質な3D空間で、高い操作性を有する独自のウェブメタバースシステムを開発し、提供を開始したことを発表した。また、同システムがスカパーJSATの提供する「バーチャルホークス春季キャンプ2022 in 宮崎」に採用された。今後も同システムを幅広く提供していくという。
360Channel ウェブメタバースシステム概要
同社は、これまで培ったXR領域の技術、ノウハウを活用し、高品質な3D空間で、高い操作性を有する独自のウェブメタバースシステムを開発した。
登録/ログイン、アプリインストール不要で誰もが利用可能なウェブサービス
同システムは、URLひとつで共有、利用することが可能。対応端末として、Meta社が提供するMeta Quest(VR HMD)で展開されるブラウザのみならず、スマートフォンやタブレット、PCのブラウザからも利用できる。
また、開発リソースを共通化することでマルチプラットフォームへの対応コストも圧縮することが可能。さらに、プラットフォームの審査がないため、短納期でのリリースや手軽にシステム更新も可能となっている。
高品質な3D空間と高い操作性
ウェブブラウザでの高品質な3D空間の提供は描画性能やパフォーマンス面で課題があったが、グループ会社で培ったスマートフォン・VRゲームでのノウハウを活用し、ウェブブラウザでも高クオリティな3DCG空間表現が可能に。また、仮想空間内での移動のしやすさと、視認性を向上させた独自のUXを開発し、スマートフォン、PCおよびVR端末すべての環境で快適に利用できるようになった。
メタバース空間では動画視聴や展示物の見学、他者とアバターを介してコミュニケーションなどを行う。その際、三人称視点でアバターが表示され続けると、自身のアバターが仮想空間内のさまざまな対象物の視認性を低下させる課題があった。一方で、アバターが見えない一人称視点での利用では、周囲の対象物を視認することは容易となるが、自身の位置や状態を把握することが困難で、仮想空間内での移動性を低下させたり、酔いの原因になっていた。
そこで同社は独自のUXを発案し、停止時は一人称視点、移動時は三人称視点となる「一人称三人称視点の自動切り替え機能」を開発。同機能により、従来の課題が解決され、メタバース空間での視認性と移動性が向上した。ゲームやイベントなどさまざまな用途で利用可能であり、またウェブだけでなくアプリケーションの操作方法にも適用可能となっている。
- クライアント様独自ドメインの発行 ※希望ドメインで、クライアントの提供サービスとして展開可能
- 同空間内 最大接続人数:50人(高クオリティ3DCG空間およびアバター利用時) ※端末性能によって最大接続人数が増減
- イベント時最大同時接続人数:〜1万人(1万を超える場合は個別相談)
- テキストチャット機能
- ボイスチャット機能(他仕様との兼ね合いで制限あり)
- MAP機能
- アバター選択機能
- ジェスチャー/エモーション機能
- 動画再生機能 (LIVE配信、オンデマンド動画に対応)
- 有料イベントの開催(外部チケットシステムとの連携)