サイバーエージェントは、クリエイティブ生成AIプラットフォーム「AI SCREAM(アイスクリーム)」に、OpenAIの最新AIモデル「GPT-5」を実装した。これにより、日本語入力による高精度な英語プロンプト生成が可能となり、社内のクリエイティブ制作効率化とアイデア具現化のスピード向上が期待される。

従来、画像生成AIの活用には専門知識や英語プロンプト入力が必要で、多くのユーザーにとって利用ハードルが高かった。また、素材探しや著作権リスク対応に時間を取られ、本来のクリエイティブ業務に集中できない状況も課題となっていた。
同社はクリエイティブ制作の現場における課題解決と多様な職種での生成AI活用を促進するため、「AI SCREAM」を開発。商用利用可能な複数の画像生成AIモデルを搭載し、静止画・動画・音声など多様なクリエイティブ素材の生成から編集までを、直感的なUIでシームレスにおこなうことができる。2024年11月より社内正式提供を開始し、広告事業を中心に社内のクリエイティブ制作現場で活用されてきた。
GPT-5実装による新機能
生成したい素材の説明を簡易な日本語で入力するだけで、最適な英語プロンプト(指示文)をリアルタイムに生成。専門知識がなくても、高品質かつ多様なクリエイティブ素材を効率的に生成できる。
BPO事業として外部企業へも展開
今後は、新モデル追加やUI・UX改善を重ね、社内クリエイティブ制作業務のさらなる効率化・高度化を推進するとしている。
また、これまでの社内活用実績をもとに、企業のクリエイティブ制作に関する業務改革を支援する「AIクリエイティブBPO事業」として外部企業への展開も見据えている。