KADOKAWAは、2022年7月2日(土)~15日(金)に角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)にて、「ダ・ヴィンチストアNext Stage“未来の書店”」体験イベントを開催する。
2022年4月29日、30日に開催された「ニコニコ超会議2022」で反響が大きかった、VRやメタバース、AIによる本のレコメンドなどDX化した“未来の書店”の体験デモを、角川武蔵野ミュージアムでも展開。KADOKAWAのイメージする、DXを活用したサステナブルな“未来の書店”を体験することができる。
今回角川武蔵野ミュージアムにて再現される同展示は、同施設を運営している角川文化振興財団との共催で、角川武蔵野ミュージアムとしては同展示が初の完全無料展示となる。
「ダ・ヴィンチストアNext Stage“未来の書店”」について
ところざわサクラタウンにある同社直営書店「ダ・ヴィンチストア」をメタバースで再現した「メタバース書店」や、角川武蔵野ミュージアム4階の「本棚劇場」をVRで再現した「VR本棚劇場」、「AIナツノ」によるおすすめ本のリコメンド、タブレットでの「全冊検索」、VRゴーグルおよびスマートフォンを使った仮想空間やサイネージ/タブレット経由で、書籍の選択や試し読み・購入を体験できます。
これら“未来の書店”体験で選んだ本は、紙書籍か電子書籍かを選んで実際に購入が可能です(一部を除く)。また、一部の購入デモは会期中に自宅から体験することもできる。
メタバース書店
ところざわサクラタウンにある書店「ダ・ヴィンチストア」をイメージした空間を仮想空間(メタバース)に再現。VRゴーグルまたはスマートフォンでメタバース書店の中を歩き回りながら、約5,000点の在庫から本を探すことができる。メタバース書店にアクセスしているほかのユーザーと、仮想空間上で会話も楽しめる。
VR本棚劇場
ところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムにある「本棚劇場」を仮想空間に再現。VRゴーグルで体験可能。メタバース書店と同様に約5,000点の在庫から本を探すことができる。
「AIナツノ」による本のリコメンド
今イチオシのKADOKAWAの書籍の内容をAIが解析し、対話と表情分析によって、AIが今のあなたに最適な一冊を提案する。
全冊検索システム
展示会場にあるタッチモニターおよびタブレットにて書名、著者名、ジャンルなどの条件を検索し、KADOKAWA発行のほぼすべての書籍から欲しい本を容易に探すことが可能。これまでカウンターで行われていた在庫の問合せから注文にいたる手続きが、すべてデジタル化されてよりスムーズで便利になる。
以上の施策はそれぞれ1m×1mほどのスペースで設置可能。非常にコンパクトなかたちで仮想の書店を実現できるため、書店の規模に依拠しない自由な売場作りが可能となる。DXを最大活用し、在庫を抱えず欲しい本を欲しい場所ですぐに手に入れられるこの取り組みは、現在出版業界の抱えている「大量生産・大量消費」という問題の解決策でもあり、利用者の利便性も向上させながら、持続可能な出版ビジネスを構築する。地球環境にも優しい、未来の書店のひとつの在り方を同店舗で提案する。