KDDIは、5G時代における新たなコミュニケーションシーンの創出や空間コンピューティング (Spatial Computing) への取り組みに向けて、nreal (エンリアル/本社:中国・北京) と日本国内におけるXR技術を活用したスマートグラスの企画開発および日本展開を共同で推進する戦略的パートナーシップを締結した。
今回締結したパートナーシップにおいては、nrealが開発したスマートグラス「nreal light」をベースに、KDDIが国内利用に向けた対応をサポートする。また、日本人が着用しやすいデザインへカスタマイズし、日本国内向けのスマートグラスとしての可能性について、実証実験を通じて検討していく。
さらに、今後の5G普及がもたらす変化を見据え、XR技術による時間と空間を超える体験の創出に向けて、2019年6月以降、nrealとともに、日本国内においてさまざまなパートナー企業と協力しながら、スマートグラスを活用した実証実験を推進する。
nreal lightは、単体で使用するものではなく、USB-Type Cケーブルでスマホ、もしくはアメリカ・クアルコム製のチップセットSnapdragon(TM)845搭載の「nrealコンピューティングユニット」に接続することにより動作する。スマートグラス本体の軽量化や、安全性の確保、稼働時間の延伸を実現するほか、位置トラッキングにも対応したAR・VRアプリケーションを利用できる。