凸版印刷は、さまざまなプレイヤーとの共創によって、現実世界をバーチャル空間上に忠実に再現した「ミラーワールド」の構築に関するサービスを開発するべく、共創プロジェクト「GEMINI Laboratory(ジェミニラボラトリー)」を立ち上げた。
「GEMINI Laboratory」では、リアルとデジタルの領域をこれまで以上に重ね合わせることで、リアルとバーチャルがボーダレスに作用し合う世界を“ミラーワールド”と定義した。
同社はこれまで、木目や石などのテクスチャ・質感を忠実に再現した高意匠の建装材を提供してきた。これらのノウハウを活かし、ミラーワールドやメタバースを始めとする仮想空間上に、これらのテクスチャ・質感を実装できるデータベースの構築を推進している。
今回、実現に向けた活動の一環として、アーティスト/建築家/研究者/ユーザーなど、さまざまなプレイヤーとの共創で仮想空間に関するアイデアを議論/検証/社会実装を実現するプロジェクト「GEMINI Laboratory」を立ち上げた。
同共創プロジェクトにおける多様な活動によって、より仮想空間が生活と密接に関わり合い、仮想空間と現実空間が相互に作用しあう空間の提供を目指し、同社が推進するさまざまなメタバース関連ソリューションとの連携を進める。
なお、立ち上げに際し、同プロジェクトの活動や仮想空間に関する世の中の潮流を紹介するオウンドメディア「GEMINI Laboratory Media」と、プロジェクトの全容を紹介しつつ多彩な有識者が議論を行うキックオフイベント「GEMINI Laboratory Kickoff Event」、そして、クリエイターとプロジェクトのコンセプトに則して試作した作品を展示する展示会「GEMINI Laboratory Exhibition」を開催するとのこと。