MESONと博報堂DYホールディングスは、共同研究の成果発表として、フクダ電子アリーナで開催された、イビチャ・オシム元監督の追悼試合および、追悼セレモニー会場となるスタジアム内のJapanize Football特設ブースにて、ARグラスを活用したメモリアルメッセージの共有体験デモ「Spatial Message(スペーシャル・メッセージ)」を展示したことを発表した。
「Spatial Message」は、メモリアルデーなどの特別な場において、ユーザ同士がメモリアル体験に関するメッセージを「AR(拡張現実感)技術」を活用して共有できる体験コンテンツ。
AR技術が普及することで、仮想空間と現実空間がシームレスにつながる「サイバーフィジカル空間」においてどのようなコミュニケーションが可能になるかを、最新のARグラス「Nreal Light」を用いて体験することができる。
具体的には、イベント体験参加者が『オシム元監督に届けたい想い』を「Spatial Message」に投稿すると、体験者自身や他の体験者が投稿したメッセージが次々と現れ、渦を成して天高く登っていく。その様子を、ARグラスを通じて鑑賞可能とした。
これまでコンセプト体験としての展示機会はあったが、両社は今後、汎用的に利活用可能なソリューションとして「Spatial Message」を提供していくことを検討している。