SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を提供するCAMPFIRE ENjiNEは、多様なクリエイターとクリエイティビティをエンパワーし、時代性と多様性のあるIPをリアル・バーチャル横断で創出するエイベックス・クリエイター・エージェンシー（以下、ACA）と、エンタテインメント業界におけるクラウドファンディング活用促進を目的として業務提携を開始した。
業務提携の背景/概要
クラウドファンディングは、ユーザーと共創し熱量を高めるファンマーケティングや、新製品／新サービスのコンセプトやニーズを検証するテストマーケティング、または新たな資金調達の手法やキャッシュフローの改善など、これまでにないマーケティングやファイナンスを実現する場として多くの企業が活用している。近年はエンタテインメント業界においても、クラウドファンディングを通じてファンとの接点を創出したり、新たな取り組みをファンと共創するための有効な手段のひとつとして注目されている。
一方、エンタテインメント業界におけるクラウドファンディングの活用は、現状まだ一部のクリエイターやコンテンツに限定されている。エンタテインメント業界でクラウドファンディングを成功させるためには、クリエイターやコンテンツとそのファンを深く理解し、両者にとって価値や意義のあるプロジェクトを作り上げる必要がある。そのため、既存のクラウドファンディングサイトにプロジェクトを掲載するのみではなく、エンタテインメントに特化して、独自の世界観を理解したうえでプロジェクトの企画作りからサポートできるクラウドファンディングサイトの立ち上げが求められているという。
同業務提携により、CAMPFIRE ENjiNEが提供するSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」と、エイベックス・グループのエンタテインメントの知見／アセットを掛け合わせ、クラウドファンディングが新たなクリエイティブ活動を強力に後押しする手段として広く活用される未来を目指していく。
業務提携の取り組み
これまでCAMPFIRE ENjiNEは、SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を提供し、ACAをはじめとするエンタテインメント業界の独自クラウドファンディングサイト立ち上げを支援してきた。
ACAがENjiNEを利用して運営するクラウドファンディングサイト「Bridge（ブリッジ）」は、「創作活動を続けるクリエイターとサポーターをつなぐ支援の“架け橋”」となることをコンセプトとしている。プロジェクトの全体設計をはじめ、リターンの設計やプロジェクト周知のためのプロモーション支援、企画～実行の実務サポートまで、アーティストとファンを深く理解する同サイト独自のサービスを提供しており、1,000万円を超える支援を集める成功プロジェクトが複数生まれている。
同業務提携を通じて、エイベックス・グループのエンタテインメント業界のネットワークに対してENjiNEの活用を促進し、各クリエイターやコンテンツとそのファンを深く理解する事業者のクラウドファンディングサイト立ち上げ／運営を支援していく。
