博報堂、インドの独立系ブランドエージェンシーグループ「MA&TH」の株式を取得

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2023/01/16 09:20

 博報堂は、インドの独立系ブランドエージェンシーグループ、MA&TH Entertainment Network Private Limited(以下、MA&TH社)の持分を過半数取得し、連結子会社化したことを発表した。

 MA&TH社はインドの映画配給会社やOTT事業者、プロデューサー、映画制作スタジオ、テレビ局、インターナショナルブランドなどのコンテンツ系クライアントを主要クライアントとするブランドエージェンシーグループ。2001年創業の独立系ブランドエージェンシーMarching Ants Advt. Pvt. Ltd(以下、MA社)と2007年創業のTrigger Happy Entertainment Pvt. Ltd(以下、TH社)をグループ傘下に収めている。

 MA社はとくに戦略、キービジュアル開発およびアクティベーションに強みを持っており、また、TH社はオーディオ・ビジュアルのプロモーション、映像制作とデジタルアクティベーションに強みを持ち、そのクリエイティブ力が世界でも高く評価されている。MA&TH社は現在、インド最大のエンターテインメントマーケティングエージェンシーのひとつであり、毎年インドの映画やOTT番組の大部分のマーケティング活動に携わっている。

 MA社とTH社は、MA&TH社として2019年から同じオフィスでグループ一体になることで、両社のシナジーを生み出し、インドで成長著しいエンターテインメント業界におけるマーケティング戦略の構築から、クリエイティブ・コンテンツ制作、デジタルメディア、デジタルアクティベーションなど幅広いサービスをワンストップで提供している。

 MA&TH社はこれまでも、インドのニューデリーに拠点を置く博報堂グループのマーテック・デジタルエージェンシーのAdGlobal360社、およびアクティベーションエージェンシーのPMG社と協業プロジェクトを数多く手がけているが、MA&TH社をグループの一員として迎えることで、これまで拠点のなかったムンバイでの対応力を一層強化し、インド市場の成長を取り込んでく考え。さらに、今後もインドの広告市場に注力し、日系クライアント、グローバルクライアントへの課題解決力向上を目指す。