アバターで自由に交流できるビジネスメタバース「ovice」、新コンセプトと新ロゴを発表

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2023/03/09 08:00

 oViceは、「誰もが、どこからでも“つながる”インフラ」になることを目指し、アバターで自由に交流できるビジネスメタバース「ovice(オヴィス)」のサービス名の表記変更および新コンセプト、新ロゴを発表した。

新コンセプトと新ロゴに込めた意味

 oviceは、2020年8月のサービスリリース以降、働きかたやコミュニケーションの手法が多様化するなかで、おもに「バーチャルオフィス」などとして利用され、サービスの利用者数を拡大してきた。直近では、世界的に人流が戻りつつあるなか、世の中において人と人との距離感やコミュニケーションに対する価値観が大きく変化し、同社に求められる価値にもまた変化、多様化が生じている。これらを受け、今回「ovice」の存在意義をとらえ直し、新しいコンセプトを設定するとともに、ロゴを刷新。新しいコンセプトとロゴには次のような思いが込められている。

1.「バーチャル」を超越するために「V」を小文字に

 サービスリリース当初から使用してきた旧サービス名表記「oVice」の大文字「V」は、バーチャル(仮想)を意味しており、バーチャル空間を提供するサービスの象徴として大文字「V」を用いてきた。しかし、世の中の変化とともに「ovice」というサービスの存在意義は必ずしもバーチャル(仮想)だけにあるのではなく、時にリアルとオンラインをつなぐ場として、またある時にはリアルとリアルをつなぐ場として機能し、より幅広い価値を生み出しているという考えに至った。その価値を表現するためサービス名の表記をすべて小文字の「ovice」に変更し、ロゴのデザインも刷新した。

2.「コミュニケーションのためのツール」から「“つながる”インフラ」をコンセプトに

 oviceは「リモートワークのためのコミュニケーションツール」になることを目指して誕生したサービス。しかし、コミュニケーションは人と人がつながることにより生じるアウトプットのひとつでしかなく、oviceが目指す姿は、誰もがどこからでも「つながる」ためのインフラである。つながっているからこそコミュニケーションが生まれ、また、会話がない場面でも、「一緒にいる」という感覚(非言語コミュニケーション)が介在することで存在自体に価値が生まれる。誰もが自分がいる場所から、仲間と一緒に働くことができ、またイベントに参加したり、学ぶこともできるインフラとなっている。oviceは「誰もが、どこからでも“つながる”インフラ」となることを目指す。

 そのコンセプトを表現するため、新しいロゴにはシンボルを加えた。

 シンボルのデザインにおいて、ベースとなっている四角はoviceのアイデンティティである「空間」を意味している。また、そこに重なる丸は「ユーザー(アバター)」を意味している。四角(空間)の上で複数の丸(ユーザー)が線でつながっているシンプルなデザインによって、空間上にいるユーザーが距離を超えてつながることを表現した。

 さらに、つなげやすく重ねやすい形である四角を使うことで、空間の面積が広がり、oviceというインフラが広がるという思いも込められている。

3.空間への色付けはユーザーの手で

 oviceはベースとなるインフラであり、oviceという空間を色づけるのは、それを利用するユーザー自身だと考えている。それぞれの色(特色)を付けることによって、そこにしかない多様な「つながり」が生み出されていく。そのために、oviceはロゴを白と黒のシンプルなモノトーンにしている。

 さらに、今回、新たなブランドカラーとして2色のブルーを採用。さわやかでニュートラルな色調のブルーにより、ブランドの個性を表現し、落ち着いた雰囲気を感じてもらいたいとの考え。

ブランドカラーを使用した公式ウェブサイト
ブランドカラーを使用した公式ウェブサイト

新コンセプトと新ロゴに込めた思い/oVice代表取締役CEO ジョン・セーヒョン氏

 世の中の変化とともに働き方も絶え間なく変わるなか、サービスリリース当初の我々のアイデンティティでもあった「バーチャル」という言葉に違和感を覚え始めました。さまざまな企業と業務提携や協業を行い、多様な働き方やそれに対する考え方に触れるにつれ、バーチャル空間は一つの方法であり、我々が目指すべきゴールではないのではないか。我々が目指すべきは、誰もがどこにいても“つながる”ことができる場所を作ることなのではないかということに気づきました。

 2020年8月のサービスリリースから、oviceはさまざまな場面で活用されてきました。最近では、重度身体障がい者の方が働く場所として、不登校の子どもたちが学ぶ場として、東京本社に出社している社員と大阪支社に出社している社員をつなぐ場所としてなど、さまざまな「つながる」場としての利用が増えています。今後ますますoviceの活用の場が多様化するであろうなかで、より多くの「つながる」を作る場となりたい。そんな思いを込めて、今回の新コンセプトと新ロゴを発表しました。

新ロゴ発表の様子
新ロゴ発表の様子