WebARのシステム開発を行うpalan(パラン)は、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(以下、リアライズ・モバイル)と、ボリュメトリックビデオ技術に関する業務提携契約を締結した。同提携により、palanが提供するWebAR作成サービス「palanAR(パラナル)」と、リアライズ・モバイルが持つ3Dホログラム(ボリュメトリックビデオ)の撮影・配信技術を組み合わせることで、「palanAR」上で3D映像のWebARを容易に作成し、生配信することが可能となった。
palanは、誰でも容易に魅力的なWebARを作成できるサービス「palanAR」を提供している。また、2022年9月からは、米国に本社を置くNiantic社のWebAR開発エンジン「8th Wall」を使用することで、より高品質なWebARの作成が可能となっている。
リアライズ・モバイルは、xRをはじめとする最先端の技術を活用した事業の一環として、ボリュメトリックビデオの撮影が可能な専用スタジオを運している。
こうしたなか、palanが提供する「palanAR」と、リアライズ・モバイルが持つボリュメトリックビデオの撮影・配信技術を組み合わせることで、手軽に3D映像のWebARを作成して配信することが可能となり、より多くの人々に体験してもらえると考え、今回の提携に至ったという。
業務提携の概要
ボリュメトリックビデオは、人物や物の動きを含めた空間全体を3Dデータ化することで、3D映像を生成できる技術。生成した3D映像は、xR技術やメタバースと組み合わせることで、エンターテインメントやスポーツ、教育などさまざまな領域で新たな視聴体験や付加価値を提供することができる。リアライズ・モバイルは、高品質なボリュメトリックビデオの撮影だけでなく、生配信の技術も商用化しているため、今回の業務提携によって、「palanAR」でボリュメトリックビデオのアーカイブ撮影と生配信ができる機能を提供。これにより、「palanAR」のユーザーは、3D映像のWebARを容易に作成して配信することができる。