ソニー、クリエイターの制作活動を支える31型 4K HDR対応マスターモニター「BVM-HX3110」発売

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2023/04/16 12:00

 ソニーは、厳密な色評価やカラーグレーディングが可能で、ライブ制作やポストプロダクションなど幅広い現場でクリエイターの制作活動を支える、31型 4K(4096×2160ピクセル)HDR対応のマスターモニター「BVM-HX3110」を発売する。

 同商品は、同社が設計した新型二層液晶パネルと同社独自の信号処理を用い、4000cd/平方メートルの高いピーク輝度や高速動画応答機能を実現するTRIMASTER HX(トライマスター HX)技術を搭載。「TRIMASTER HX」は、長年同社が業務用モニター開発で培った映像評価の基準となる画質と、高い信頼性を結集させた技術で、今回同社が設計する新型パネルを活用することで、さらに進化している。

 また、この「BVM-HX3110」と同じ色域の18型マルチフォーマット液晶モニター「LMD-A180」も発売する。

 「BVM-HX3110」は、BVMシリーズのモニターの特徴である正確な深い黒色や色再現、画質の一貫性、緻密な画面描写などを継承しながら、従来の4倍以上の高輝度部分までできるだけ色表現、階調表現を実現。新たに高速動画応答のオプションライセンスを導入することで、高輝度を維持しながら動画のブレを低減することが可能となる。

 また、より広い視野角に対応するとともに、パネル表面の反射を大幅に抑制。さらに、BVMシリーズのマスターモニター「BVM-HX310」(既存モデル)の販売も継続し、同じガンマカーブや操作の一貫性を有する「BVM-HX3110」と併用して利用することが可能。また「BVM-HX3110」は、「BVM-HX310」に加え、「PVM-X」および「LMD-A」シリーズのモニターなど、ソニー製の複数のモニターと同じ色域を利用しており、シームレスに連携することができる。

 新たに発売する、広色域液晶モニターを備えた18型マルチフォーマット液晶モニター「LMD-A180」も「BVM-HX3110」と同じ広色域を採用し、連携して使用することができる。「LMD-A180」は、撮影現場に持ち込んでの画質確認に適しており、また一般的なモニタリングの目的で、ラックに固定して使用することも可能。「LMD-A180」は、狭ベゼル化により、画面サイズは従来モデルに比べ対角線で1.9インチの大型化をしつつも、従来モデルと同じラックスペースに設置できる。