stuは、シリーズAラウンドにて、インキュベイトファンド・KDDI Open Innovation Fund 3号・松竹ベンチャーズの3社から総額3億円の資金調達を実施した。
同社は、グローバルレベルのスピードとアイディアを持って、エンターテインメントの新時代を創造する企業。クリエイティブとテクノロジーのふたつの領域を兼ね備え、民間企業とのプロジェクトや、行政事業との連携なども積極的に実施してきた。今回の資金調達をとおして、DXされた独自の撮影スタジオ、映像編集スタジオなどの創設を推し進め、グローバルマーケットを視野に入れたコンテンツ開発事業の拡大に注力する。
現在拡大に注力しているコンテンツ開発事業では、映像事業において先⾏している国外事例を取り込んだ優位性のあるコンテンツ制作を⾏うことで、日本発のグローバルヒット作品の創出を目指している。stuでは、映像制作における重要なプロセスと言われている「原作開発」の工程において、グローバルスタンダードのワークフローを実施している。そのひとつとして複数の脚本家が集い、フレームワークをもとにストーリーを紡いでいく「ライターズルーム」形式の原作開発を採用したり、最新のポストプロダクションワークフローを備えた編集スタジオを自社オフィス内に設立していたりしている。
エッジテック事業においても、KDDIと共同で、高いクリエイティビティと技術力を活かして、コンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」での体験型コンテンツの企画・開発や、高精細なデジタルツインの渋谷を舞台にしたαU liveコンテンツ「Boom Boom Back PLAYGROUND remix」の制作やクラウドレンダリングのサーバー開発、ローカル5Gネットワーク網を活用したコンサート空間内におけるワイヤレス映像撮影システムの構築など、エンターテインメトのDXに取り組んでいる。
KDDIや松竹グループとの連携を更に強めることで、今後もこのようなエンターテインメント領域におけるデジタル興行の事業化や、グローバルで展開可能なコンテンツの共同開発およびや新たな制作手法の開発などに取り組んでいく。