エイベックス・ピクチャーズ(以下、API)は、アジア最大規模のドラマスタジオである韓国のスタジオドラゴンと戦略的業務提携協定を締結した。また、両社による業務提携の第1弾として、大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』のミュージカル化が決定した。
スタジオドラゴンはコンテンツ企画、開発から資金調達、プロデューシングおよび流通に至るまでの全過程を網羅し、多数のグローバルIPを保有するドラマスタジオ。『愛の不時着』をはじめ、斬新ながら普遍的なおもしろさを展開する数々のドラマで、全世界のファンを魅了している。
今回の戦略的業務提携協定の締結により、APIは韓国ドラマIPの取り扱いを通じて、自社の強みである舞台制作の新たな市場を開拓するほか、スタジオドラゴンは自社が保有するドラマIPの舞台化など、日本での事業拡大を推進する。
今回、第1弾の取り組みとして『ヴィンチェンツォ』のミュージカル化ならびに日本公演を開催する。
『ヴィンチェンツォ』は、2021年2月、韓国での放送開始と同時にNetflixで世界190の国と地域へ配信されている。韓国での視聴率は首都圏基準で平均16.6%・最高18.4%、全国基準で平均14.6%・最高16.2%と、地上波を含む全チャンネル同時間帯でも1位を記録したドラマ。
今回のミュージカル化を皮切りに、今後も両社はさまざまな事業分野への協業拡大を進める予定。
API 取締役 前野展啓氏 コメント
世界にヒット作を届け続けているドラマ制作会社であるスタジオドラゴンとの協業が始まることを大変嬉しく思います。彼らがこれまで生み出してきた作品、また未来に生み出されていくであろう作品、そうした素晴らしいIPに弊社の強みである映像作品を多様に展開する力を掛け合わせた時にどのようなエンタテインメントが生まれるのか。まずはミュージカル「ヴィンチェンツォ」からプロジェクトがスタートしますのでどうぞご期待ください。ドラマを既に知っている人、これを機に出会う人、すべての皆さんへ新しい驚きを届け続けられるよう今後も両社で挑戦していきたいと思います。
スタジオドラゴン コンテンツ事業・運営統括 兼 コンテンツ運営局局長 ユ・ボンヨル氏 コメント
「ヴィンチェンツォ」を日本で初めてミュージカル化することを決め、初演に至るまで、スタジオドラゴンとAPIは事の大小に関わらずたくさん話し合ってきました。 これで両社間の協業は終わりということはなく、スタジオドラゴンとAPIはまた別のスタートのために継続的に協業する予定です。次のプロジェクトがミュージカルになるのか、それともまた別の新しい舞台になるのか、皆さんに想像していただきたいです。確実なことは、今回で終わりではなく2回目のスタートに向けてAPIと議論していることで、近いうちに皆さんにまた新しい姿を披露できるようにします。
エイベックスは、企業理念および中期経営計画にもとづき、多様な地域・多様な分野で"愛される"IPの発掘・育成を推進している。APIは、今後もアニメーション・実写といった映像コンテンツを通じて、夢・希望・勇気・感動を国内のみならず、世界の人々に提供していく。