企業のマーケティングDXを支援するアライドアーキテクツでSaaS事業を展開するプロダクトカンパニーは、動画制作支援サービス「LetroStudio(レトロスタジオ)」が、Adobe Photoshopのネイティブファイル形式である「PSDファイル」のレイヤー情報を保持したまま取り込み、レイヤー単位での編集を可能にする新機能の提供を開始した。
新機能の提供背景
マーケティング施策の成果向上のために動画クリエイティブの量産および運用の重要性が高まっているなかで、非デザイナーが動画制作ツールを導入して内製化する動きが増えてきている。しかし、新たに動画制作を行う非デザイナーと、従来から動画制作業務を行ってきたデザイナーとでは使用するツールが異なることから、素材共有に手間がかかるという課題を抱えている企業が少なくない。
たとえば、PSDファイルに対応していない非デザイナー向けの動画制作ツールを使う際には、都度デザイナーがPhotoshop内でPNGやJPGなどの対応可能なファイル形式に変換し、非デザイナーに素材を共有するという手間が発生していた。
LetroStudioはこうした問題を解決すべく、デザイナーと非デザイナー間の素材共有の手間を解消し、制作業務を効率化するためにPSDファイルをLetroStudioで活用可能にする新機能開発を強化した。2023年5月には、「PSDファイルをLetroStudioに直接取り込める新機能」を提供開始。PSDファイルをLetroStudioにアップロードすることで、各レイヤーを自動で識別して画像として抽出し、動画制作用の素材として使用することを可能にした。今回提供開始した新機能では、動画制作・運用のさらなるスピードアップを実現する。
新機能の概要
今回の新機能では、レイヤー情報を保持したまま取り込み、レイヤー単位での編集を可能に。レイヤー単位での情報を保持することが可能になったため、表示場所の変更だけでなく、重ね順の変更や素材ごとの拡大縮小、新しい素材の追加など自由自在に編集することが可能となった。
本機能を活用することで、素材共有の手間を削減して、スピード感をもってクリエイティブを制作できるようになるだけでなく、デザイナーが制作したクリエイティブの二次活用ができるため、クリエイティブの品質向上にもつながる。
「LetroStudio」では、今後も販促活動からマーケティング施策まで幅広い接点における動画コンテンツ活用を推進するべく機能の開発・拡充に努め、企業の施策成果向上に貢献していく。