Metamundo、3Dアバター作成プラットフォーム「Avatar.One」を発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2023/07/25 17:00

 メタバース用アバター・モデルのマーケットプレイスMetamundoは、ユーザーが自分自身のユニークな3Dデジタルアバターをつくり、集め、楽しむことができる3Dアバター作成プラットフォーム「Avatar.One(アバター・ワン)」を発表した。これにより、誰もが容易に、自身の個性を表現したアバターを作成し、デジタル世界でユニークなアイデンティティを持つことが可能となる。

 また、このプラットフォームはゲーム、ソーシャルメディア、eスポーツを含む100以上のアプリケーションとの互換性があり、あらゆるデジタル環境で作成したアバターを利用することが可能。

アバターメーカー:次世代のアバター作成ツール

 Avatar.Oneの中核をなすのが、次世代のアバターメーカー。ヘアスタイル、服装、下半身、顔など、カスタマイズ可能な体のパーツが多種多様に用意されており、ユーザーは自分自身をデジタルで表現することができる。またこのメーカーでは、真のオーナーシップを求めるユーザーのために、独自パーツをもち検証可能な世界でひとつだけのアバターを作成し、受け取ることもできる。これにより、個人が自身の個性を反映したアバターを所有し、コレクションすることを可能にする。

互換性と多機能性:没入型ウェブへのシームレスな統合

 Avatar.Oneで作成される全てのアバターは、VRMフォーマットのファイルとしてダウンロードが可能。VRMとは、メタバースの標準化支援団体「Metaverse Standards Forum」が推進するアバターの標準規格である。ザ・シードオンライン、ニコニコ立体、VRoid Hub、cluster、VRChat、OnCyber、そしてUnrealやUnityといった主要なゲームエンジンを含む100以上のアプリケーションがこのフォーマットに対応しているため、ユーザーは同ソリューションで作成した自身のアバターをさまざまな場所でシームレスに利用できる。さらに、アバターはFBXおよびGLBファイルでも受け取ることができる。

アバター・ハブ:アバターの可能性を解き放つ

 アバター・ハブは、作成したアバターの可能性を最大限に引き出すための中心的な場所となっている。VRChat、cluster、OnCyber、Hyperfy、SomniumSpaceといった多数のサードパーティ製アプリやゲームが統合され、リスト化されることで、ユーザーは自身のアバターが利用できる数多くの目的地にアクセスできる。特に、同社開発のレトロ格闘ゲーム「Avatar Fighter(アバターファイター)」では、ほかのアバター所有者とバトルを繰り広げることが可能。将来的に、Avatar.Oneはアバター・ハブでeスポーツ大会の開催を予定している。

 さらに、AR技術を通じてSNSでアバターを活用できるように。最終的には、Meta QuestやApple Vision Proのデバイス上でアバターと交流することが可能なる。

 ユーザーは自身の3DアバターにAIペルソナを追加することができ、それによりアバターはAIアシスタントやAIカノジョへと姿を変える。CONVAIが提供する同技術は、ユーザーがAIを搭載したアバターとリアルタイムでチャットを楽しみ、さらに深い関係を築くことを可能にする。

HAIKUコレクション:アバター・コレクション第1弾

 Avatar.Oneではアバター・コレクション第1弾として、TencentやHero Gamesのアートワークを手掛けるアニメアーティスト Lou LL氏がデザインする「HAIKU(ハイク)」シリーズをローンチ。HAIKUは、2070年という近未来的な世界観のなかで、NPCの生活から自由を手に入れるために奮闘する女性戦士をテーマとした、2000以上のユニークな3Dアバターを創造する。同コレクションはアバターメーカーを通じて入手でき、ユーザーは自分だけのHAIKUアバターを作成することができる。2023年の第3四半期にローンチを予定している。

MetaMundo(メタムンド):メタバース用アバター・モデルのマーケットプレイス

 Avatar.Oneは、メタバース用アバター・モデルのトップマーケットプレイス、MetaMundoチームによって開発・ローンチされた。Metamundoは昨年ローンチされた、ユニークなアバターの取引とコレクションのための主要なプラットフォーム。セキュリティと信頼性への揺るぎないコミットメントをもつMetaMundoは、デジタル資産の所有を厳密に検証・認証し、ユーザーにとってシームレスで信頼性のあるマーケットプレイス体験を保証する。アバターの所有者は最終的に、MetaMundoで直接アバターを取引することができるようになる。