博報堂、AIを用いブランド世界観を検証する画像分析サービスを拡張 新サービス提供へ

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2019/11/26 14:40

 博報堂は、AIを活用してブランド世界観を検証する画像分析サービス(以下ブランド世界観分析サービス)を2018年10月より提供してきたが、今回アーガイルのSNS投稿データ抽出ツールと連携し、画像収集機能と投稿内容の分析機能を拡充した新サービス「Brand Style Analyzer」として新たに提供を開始する

 2018年10月にリリースしたブランド世界観分析サービスは、企業や団体、または商品・サービスに関連する各種SNSに投稿された画像を分析し、生活者視点でのブランド世界観を検証するサービス。LeapMindが保有する独自のディープラーニング技術を用いて画像を分析し、ブランドに対して生活者が抱いている定性的なイメージを、定量的に把握することができる。

 Brand Style Analyzerでは、ブランド世界観分析サービスと、アーガイルのSNS投稿データおよび画像情報の抽出ツール「TagLive」と連携し、画像収集機能および投稿内容の分析機能を拡充した。アーガイルのTagLiveを活用することにより、画像収集に要する膨大な作業時間を削減、さらに抽出データに含まれる投稿テキストや投稿へのリアクション数、ハッシュタグなどの情報と画像分析の結果を紐づけることで、より精緻な分析が可能になる。

画像ごとに12種の「パーソナリティ」・44種の「シーン」のスコアを計測。画像に付随するテキスト内の頻出単語を集計し分析。

画像ごとに12種の「パーソナリティ」、44種の「シーン」のスコアを計測。画像に付随するテキスト内の頻出単語を集計し分析。

 本サービスを用いてSNS画像やテキストを分析することで、生活者の新たな習慣や行動、潜在的なニーズを発見することも可能。新しいブランドの立ち上げや新商品開発などの際に、関連した商品やサービスの画像を分析することで、スピーディーに生活者のニーズやブランドスタイルの方向性を探り、より効果的なブランディングを実現する。

 博報堂は今後も、データやテクノロジーを活用し、クライアント企業のさらなる成長に寄与するブランディングを支援していく。