「北欧、暮らしの道具店」iOSアプリをリリース さまざまなコンテンツを包括する独自プラットフォーム構築へ

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2019/11/28 13:30

 クラシコムは、ECメディア「北欧、暮らしの道具店」初のiOSアプリの提供を開始。これによりリピート誘導を強化するとともに、「フィットする暮らし、つくろう」をテーマにしたさまざまなコンテンツを集約した独自のプラットフォーム構築を目指す。

 クラシコムが運営するECメディア「北欧、暮らしの道具店」は2007年9月に開店し、現在では月間約1,500万PV(2019年11月27日時点)、今期の年間売上は30億円を突破する見込み。この成長の裏には、ECでありながら、月間約100本の記事を公開するメディアであるという特性と、急激なSNSとスマホの普及とが重なり、リピートユーザーの獲得をできたことが大きな要因となっている。

 しかし一方、SNSや外部サービスのフィード表示の仕様変更や料金体系の変化により、誘導コストが大きく左右される状況をうけ、サービス開始13年目を迎えてより安定して既存顧客との接点を持つためのひとつの手段として、スマホアプリの開発に取り組むこととなった。

さまざまなコンテンツを集約する独自プラットフォームへ

 スマホアプリは、誘導だけではなく、多くのコンテンツを集約する独自プラットフォームとしての役割も期待される。

 「北欧、暮らしの道具店」におけるコンテンツの配信は、現在のところ、動画はYouTube、ウェブドラマ『青葉家のテーブル』はAmazonプライム、ラジオはSpotify・SoundCloud・Apple Podcastなど外部サービスを利用しており、ユーザーは各プラットフォームを通して閲覧している。これを今後は、アプリ内で動画を閲覧したり、ラジオを聴きながら買い物を楽しめるような仕組みを作ることにより、今よりもさらにユーザーが「北欧、暮らしの道具店」の世界観に没頭することができるのではないかと考えている。

 また、商品と同梱している隔月発行のリトルプレス(小冊子)も、バックナンバーをアプリ内で無料で閲覧できるようにした。

 このように、スマホアプリによって、これまで「フィットする暮らし、つくろう」というひとつのテーマで積み上げてきた、EC、ウェブメディア、動画、ラジオ、そして小冊子など、さまざまな種類のコンテンツをひとつにまとめ、独自プラットフォームとして成長させたいと考えている。

 今後はiOSアプリの改良を進めながら、2020年初春のリリースを目指してAndroidアプリの開発も進めていく。

iOSアプリだけの特典

(1)リトルプレスのバックナンバーを無料公開

商品と同封しているリトルプレス(小冊子)のバックナンバーをアプリ内で無料で閲覧することが可能。なお、2019年以降の一部に限り、最新号は購入者のみに届けられる。

(2)最新情報が届くプッシュ通知機能

通知機能をオンにした場合、新商品・再入荷・セール情報などをプッシュ通知で受け取ることができる。

(3)お気に入り機能

お気に入りの記事や商品ページをアプリ内にブックマークすることができる。