TikTokとTVerのトータルデジタルでの月間視聴者数は昨年の1.5倍以上に増加/ニールセン調査

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2023/11/02 06:30

 視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、動画ジャンルの視聴状況を発表した。

 2023年9月の同レポートによると、動画ジャンルにおけるレシピ動画サービスを除いたサービスのうち、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの視聴者数がもっとも多かったのは「YouTube」で7,273万人が利用していた。続く「TikTok」と「TVer」は、昨年の1.5倍以上に視聴者数を増やし、それぞれ「TikTok」は3,168万人、「TVer」は1,785万人が利用していた。

 次に、利用者数Top 5サービスを合計したターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、男性18~34歳でもっとも高く151,928%となっており、次いで男性35~49歳、女性18~34歳となった。男女ともに、若年になるに連れてGRPが高い傾向があり、18-34歳でもっとも高くなっていることがうかがえる。

 最後に、ターゲットGRP(TARP)が男女ともに高かった18~34歳の利用状況をサービス別に見ると、リーチでは全年代の結果と同様に男女ともに「YouTube」がもっとも高く、「TikTok」が続く。一方で、男女間のリーチを比較すると、女性は男性よりも「TVer」の、男性は女性よりも「ABEMA」のリーチが高くなっており、それぞれ順位が異なるという結果となった。