Libalent(リバレント)のTOON STUDIO事業(以下、TS事業)は、太田出版、Gakken、株河出書房新社、テラーノベル、双葉社の5社と、日本の良質な原作の縦スクロール漫画化を通じたグローバルな事業展開の推進に向けパートナーシップ契約を締結した。
今回のパートナーシップは、各社が保有する漫画・小説・ノンフィクションほか書籍などの作品を、デジタル領域を強みとするLibalentが縦スクロール漫画化しグローバル展開することで、日本発信の原作の価値が再認識され、クリエイターが活躍する場がより一層拡大することを目的としている。各5社は、可能性のあるコンテンツを提案、Libalentはシナリオ、キャラクターデザインから着色に至る縦スクロール漫画制作全般を担うとともに、海外展開に向けた翻訳などのローカライズ作業、配信に向けた国内外のプラットフォームとのコミュニケーションなどを担う。
国内出版各社だけでなくコンテンツに携わる全事業者にとりコンテンツ業界全体を見据えた事業展開が重要となっているなかで、縦スクロール漫画は成長領域のひとつとして注目されている。さまざまなベストセラー・話題作を有する各社と縦スクロール漫画において協力体制を組むことで、世界中のより多くのファンに魅力的な日本発信の原作コンテンツを提供することができ、またさまざまな国や地域の多種多様な配信プラットフォーム各社と積極的な取り組みが期待できる。
Libalentは、2024年度に向け縦スクロール漫画事業の拡大戦略を本格始動している。同社のTS事業は、国内の膨大な質の高い原作を安定調達し(調達力)独自のクリエイティブチームで高品質の縦スクロール漫画制作を実施(制作力)、日本を含めるグローバルプラットフォーム・世界のローカルプラットフォームで配信し(PF連携)、世界中の漫画ファンにLibalent制作ならではのコンテンツ体験機会を提供する(顧客体験価値)。長期的にはさまざまなオリジナル縦スクロール漫画をIP化しエンタテインメント市場全体を網羅する事業へと成長させることを目標としている。(事業展開力)
Libalent TS事業は、2023年12月よりオリジナル縦スクロール漫画作品「幼馴染の顔が良い」のコミックシーモアにおける独占配信をスタートした。同作品は英語・タイ語でも海外プラットフォームで本年1月に配信開始する予定。