ヘッドウォータース、Azure OpenAI Service利用企業向けに「マルチモーダルAIラボサービス」の提供を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2024/02/20 07:30

 AIソリューション事業を手掛けるヘッドウォータースは、日本マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」利用企業向けにテキスト、音声、画像・映像の複合的な生成AI支援をおこなう「マルチモーダルAIラボサービス」の提供を開始した。

 ヘッドウォータースでは、「Azure OpenAI Service」による企業向けGPTサービスラインナップの拡充をおこない、企業向け生成AIや同社の技術力を活かしたRAG(Retrieval Augmented Generation)システム、伴走支援型ラボなど多くのソリューションを企業向けに提供してきた。

 同社では日本マイクロソフトが「Azure OpenAI Service GPT-4 Turbo with Vision」を発表した直後から同サービスの検証を開始。画像や映像を生成AIに読み取らせて特徴を文言化し、その情報を有効活用する研究開発に取り組んできたが、すでに提供をしている「プロンプトエンジニアリングラボ」サービスに「マルチモーダルAIナレッジ」を取り入れたところ、複数顧客から受注決定したことから、改めて「マルチモーダルAIラボサービス」として提供を開始する。

 マルチモーダルAIとは、さまざまな種類の情報を利用して高度な判断をおこなうAIを指す。大規模言語モデルは、マルチモーダルAIモデルによってテキストの枠を超え、ユーザーはテキスト、音声、画像、動画をベースに新しいコンテンツを生成できるようになった。画像、テキスト、音声などのデータを高度なアルゴリズムと組み合わせ、予測をおこない、結果を生成するというアプローチ。

 今後はXRスマートグラスや未来型UXアプリ、エッジAIへの適用といったソリューション展開を図っていく。