Z世代を対象としたシンクタンク組織「Z総研」は、Z世代を対象とした「デジタルスキル」に関する意識調査を実施した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
Z世代の81%が動画編集の経験があると回答
「これまでにやったことのあるものは何か」とたずねたところ、『画像加工・編集(87.3%)』と回答した人がもっとも多く、次いで『動画編集(81.0%)』という結果となった。「TikTokの編集を勉強した」(23歳/社会人)といったように、SNS投稿用の動画や画像の編集を自分でおこなっているとのことだった。
65%以上のZ世代が持っているデジタルスキルを将来仕事で活かしたいと思っている
「上記で答えたスキルを将来仕事で生かしたいと思うか?」とたずねたところ、『思う(41.1%)』がもっとも多く、次に多い回答が『とても思う(24.7%)』という結果になり、アンケートに回答したZ世代の65%以上がデジタルスキルを将来仕事で生かしたいと思っていることがわかった。
「好きなことを仕事にしたいと思っていて、動画編集は好きだから。」(15歳/中学3年生)といったように好きなこと、楽しいことだからこそ仕事に活かしていきたいと考えている様子がうかがえた。
Z世代の95%以上がこれからの時代働くうえで、デジタルスキルは必要と回答
「これからの時代、働くうえで「デジタルスキル」は必要になると思うか?」とたずねたところ『とても思う(75.9%)』と回答した人がもっとも多く、次に多い回答が『思う(19.6%)』という結果になり、アンケートに回答したZ世代の95%以上がこれからの時代、働くうえで「デジタルスキル」は必要になると思っていることがわかった。
自身のデジタルスキルに対するZ世代の自己評価は?
アンケートにて「自分の「デジタルスキル」は10点満点中何点だと思うか?」とたずねたところ、『5点(27.5%)』がもっとも多く、次いで『7点(17.0%)』が続いた。
「生まれた時からネットがあったり小学生のうちからスマホを触ったりしているから。また、その分SNSの危険も身をもって実感しているから。」(18歳/高校3年生)や、「SNS活動をしていてある程度は使いこなしていると思ったから」(15歳/中学3年生)など実際にスキルを使用していることからある程度のスキルは備わっていると考えているようであった。
57%のZ世代が「プライベートも重視しながらやりがいを持って働きたい」
「理想の働き方について」たずねたところ、『プライベートも重視しながらやりがいを持って働きたい(57.0%)』がもっとも多く、次いで『フリーランスで自分のペースで働きたい(12.0%)』が多い結果となった。
「もちろんプライベート充実が第1優先だが、仕事に対しても何かやりがいや目的がないと継続できない」(16歳/高校1年生)や、「プライベートも大切にしたいし、やりがいをもって仕事ができれば充実した生活が送れると思うから」(17歳/高校2年生)など仕事だけでなくプライベートの時間も重視して充実させたいと考えているようであった。
調査概要
- 調査時期:2023年9月8日~9月10日
- 調査対象:全国、17歳以下72名、18〜22歳70名、23歳〜25歳11名、計153名
- 調査方法:インターネット調査